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子育てしながら教員はできるのか?〜教員以外の生き方を考える〜

最近、よく考えることがあります。

 

悩める先生A
自分のこどもを育てながら、教員を続けることはできるのか?
悩める先生B
子育てしながら、今のように働くことは絶対に無理・・・

みなさんの学校に、子育てしながら先生をなさっている先生はいますか?

 

私の学校では、女性の先生が割合的に少なく、独身もしくは結婚したばかりか、子育てをひと段落された先生しかいません。

 

男性の先生では、奥さんが専業主婦や実家が近く、すぐに頼れる環境にある人が多い気がします。

 

結婚してしばらく経ち、子育てのことを考え始めたとき、「小さい子どもを育てながら教員をすることは果たして可能か?」と疑問をもつようになりました。

 

子育てに関する自分の価値観を見つめてみる

 

子育てに関する考えは人それぞれだと思います。

 

しかし、自分は「どんな考えを大切に自分自身の子どもを育てたいか。」とじっくり向き合ってみることが大切だと思います。

 

よく、「子どもはいろいろな大人の中で育てられるべきだ。」という考えを聞きます。

 

保育園や幼稚園、祖父母など、両親だけでなく多くの人の手によって育てられるべきだと考える人、また、できるだけ子どもが小学生にあがるまでくらいは、両親を中心に育てるべきと考える人、といると思います。

 

私も仕事復帰をできるだけ早くしたかったのもありますが、以前までは、前者の考えでした。

 

現在は、「小学生まではできればそばにいて、両親が中心に育てたい。」と考えるようになりました。

 

そう感じた理由は何点かあります。

 

子どもの成長を間近で見たい

「子どもは3歳までに親孝行をしてくれる。」と聞いたことがあります。

 

それほどに、3歳までの成長は素晴らしく、考えさせられる物が多くあるのではないかと考えています。

 

両親が遠方にいる

私は両親が近くには住んでいません。

 

子どもが熱を出したり、体調を崩しても、頼めるような距離ではないです。

 

経済的にそれほど逼迫しているわけでない

うちは共働きですが、私の収入がなければやっていけないほど、経済的に困っているわけではありません。

 

仕事は、子どもが大きくなってから、いくらでもできるのでは?という考えもあります。

 

様々な理由をあげましたが、私の中では1番目にあげた理由が大きいです。

 

それは人それぞれ。自分はどのように自分の子どもを育てたいか、置かれた環境と共に考えてみよう。

教員を続ける・・・?それとも・・・・

 

子どもを育てながら働く、というのは想像以上に大変なことなんのだろうと思います。

 

もちろん、「せっかく教員採用試験に合格したのだから・・・」とか、「公務員なのだから、多少無理してでも続ければいいのに。」という声を聞くこともあると思います。

 

実際、私も周りの人に相談した時に、このような言葉をもらったことがあります。

 

教員を続ける場合と違う道を考える場合と、できるだけ負担が軽く、キャリアを失わない方法を考えていきたいと思います。

 

教員を続ける場合

  • できるだけ近くの学校に異動できるようにしてもらう

これは絶対ではないですが、異動希望の際に出せる希望ではあります。

 

家の近くの学校になれば、子どもの送り迎えが楽になる他、ギリギリまで仕事ができる、などのメリットがあります。

 

一方で、休日に生徒に見られるなど、プライベートがなくなるというデメリットもあります。

 

また、必ずしも要求が通るとは限りませんが、「部活動の顧問はできない」、「副担任希望」ということは強く希望しておいて良いと思います。

 

部活によって、土日出勤があり、家族との時間が減ることや担任しながら、子どもの体調不良で早退、欠勤があれば、自分自身がやりにくいいと思うことが多いからです。

 

  • 両親、義理の両親に頼る

両親が近くに住んでいる場合に限られますが、子どもが具合が悪くなったら預けたり、代わりに保育園・幼稚園の送迎を頼んだり、と協力をしてもらうことも可能です。

 

また、私のように、両親が遠方でも、これを機に両親のそばへ移り住むというも方法の一つです。

 

  • 夫婦で家事の分担をしっかりする

子育てや家事のこととなると、女性が中心になることが多いです。

 

そこをしっかり夫にも協力してもらえるように、夫婦で話し合いをしておくことが必要になります。

 

  • 頼れるサービスは最大限利用する

今の時代には、様々なサービスがあります。

 

指示通りに作れば、20分以内にご飯が完成するミールキットが届く食材宅配サービスや、家事代行やベビーシッターサービス。

 

料金こそ割高にはなりますが、どのサービスも「忙しく、時間のない人のために」作られたサービスです。

 

ここぞという時は利用するのも一つの方法ではないでしょうか。

 

教員を辞める場合

  • 専業主務になる

1番子育てに専念できるのは、これですよね。

 

ただし、経済的に夫の収入だけで生活していけること、が条件になります。

 

自分自身の自由に使えるお金が減ったり、生活に余裕が無くなったりとデメリットも大きいです。

 

  • 子育てしやすい環境の整っている企業に転職する

公務員の方が、子育ての環境は整っていると思われますが、教員の仕事内容、休みの取りにくさに比べれば、もっと働きやすい環境が整っている企業はあるのではないかと思います。

 

ただし、育休後の転職は、内定率が低く、とても難しいと聞きます。

 

育休後に転職を考えるのであれば、育休に入りたいと考える2年くらい前から、転職活動をしていた方が有利だと感じます。

 

  • 非常勤講師として働く

これが1番キャリアが活かせる方法かな、と思います。

 

非常勤講師と常勤講師とありますが、簡単にいうと非常勤講師は「授業だけを担当する」人のことを言います。

 

常勤講師は、正規の教諭と同じで、担任業務、校務分掌、部活動顧問も担当するため、働き方はあまり変わりません。

 

常勤講師として働くのであれば、正規の教諭のままでいた方がよいです。

 

非常勤講師ですが、週に何コマもつかでお給料は変わっていきます。

 

都道府県の教育委員会に登録すれば、声がかかります。

 

また、私立でも募集しているところは多くあります。

 

だいたい一コマ時給が2000〜3000円なところが多いです。

 

朝も10時ごろ出勤で、帰りも14時ごろには帰れるとなれば、育児との両立にはもってこいです。

 

そして、月に20万弱稼ぐことができれば、かなり経済的には楽になります。

 

ただし、授業準備には賃金が支払われないこと、ボーナスがないことなど、デメリットも多くあります。

 

最後に

いかがでしたか。

 

私は、今の段階では、非常勤講師が魅力的だと感じています。

 

今後、夫と相談しながら、どの働き方が1番私たちに合っているのかを考えていきたいと思います。

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