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中学校の教室には何をおくべき?〜教室環境作りの極意をお教えします〜

教室のレイアウトや環境づくりって、意外に難しくないですか?

 

どんな工夫をしてみても、「もうちょっと違うやり方があったかな?」と思ってしまいます。

 

教室の環境づくりは奥が深い!!

 

 

新米先生A
初めての担任で、何をどう配置したらいいのかわからない><

 

新米先生B
教室におくべきマストアイテムってある?

 

初めて先生になった方にもわかりやすく、教室環境づくりの極意についてお話ししていきたいと思います!

 

さっそく始めていきましょう♪

 

 

黒板の左右の横には基本的には何も貼らない。

みなさんは、ユニバーサルデザインという言葉を知っていますか?

 

ユニバーサルデザインとは?

  • 米ノースカロライナ州立デザイン学部デザイン学研究科のロナルド・メイスによって、1985年に提唱された。
  • 以下の7原則がある。
  • どんな人でも公平に使えること(公平な利用)
  • 使う上での柔軟性があること(利用における柔軟性)
  • 使い方が簡単で、自明であること(単純で直感的な利用)
  • 必要な情報がすぐにわかること(認知できる情報)
  • 簡単なミスが危険につながらないこと(うっかりミスの許容)
  • 身体への過度な負担を必要としないこと(少ない身体的な努力)
  • 利用のための十分な大きさと空間が確保されていること(接近や利用のためのサイズと空間)

 

こんな風にみるとなんだかすごく難しいことを言っているようの思えます。

 

普通学級に在籍していても、小中学生の約6.5%が、教育上の特別な配慮を要する児童・生徒だそうです。

 

中学生になると、割合は下がる傾向にありますが、40人学級の中に、2〜3人、教育上の特別な配慮を要する生徒がいるのです。

 

そういった背景から、「たくさんの情報が目に入り、授業に集中できなくなる。」という状況を避けるため、黒板周りの掲示物は、厳選し、なるべく貼らないことが望ましいとされています。

 

どの生徒にとっても授業に「公平」に集中できる環境を目指すのが、学校のユニバーサルデザイン化のひとつ。

 

掲示物には見出しをつけて、レイアウトしよう。

 

教室に、様々な掲示物を貼ることになると思います。

 

教室に貼る掲示物一覧

  • 学級通信
  • 学年だより
  • 給食献立表
  • 当番表
  • 班のメンバー表
  • 委員会・係一覧
  • 月行事予定表
  • 年間行事予定表

 

こんなところでしょうか?

 

私はこれらの見出しを作り、毎年使いまわしています(笑)

 

ワードやエクセルでそれぞれの見出しを作成し、画用紙に印刷、もしくはラミネートして見出しとして掲示物の上につける!
小学校の先生は、手書きで綺麗な画用紙に、色鉛筆などで作成しているイメージがあります。

絵を書くのが得意だったりするのであれば、手書きでもいいと思います!

 

さて、次は貼り方ですが、だいたい教室の向かって左側に掲示板があるイメージですので、そちらに貼ると仮定しましょう。

 

教室レイアウト図の例

 

給食の献立表は、配膳台が後ろにあるのであれば、その近くの掲示板でも良いかもしれません。

 

掲示物の見出しは、生徒が何がどこにあるのか一目瞭然なので、必ず作るべし!

 

生徒の作品や生徒が発信できるコーナーを作ろう。

生徒のスペース、クラスのスペースを、教室の後方に作れるととても良いと思います。

 

生徒は、「このクラスに居場所がある。」と感じることができるのです。

 

生徒のコーナ–の活用例

  • 生徒の写真の掲示(必ずラミネートをすること、いたずら、いじめ防止)
  • 行事ごとに生徒が仲間に発信できるコーナー
  • 各委員会や係からの発信コーナー
  • 各教科で取り組んだ作品を掲示するコーナー(スペースが少ないので、この場合は廊下に掲示するのが良いかもしれません。)

 

 

写真や作品は必ず毎日点検すること。いたずらが起きたら、クラスの問題としてとことん話し合いの場を設けよう。

 

そのクラスのメンバー(名前)はクラスの中にあると良い。

クラス替えの時の掲示用の巻紙でもよいですし、学級目標の中に、全員の名前が書いてあるのもよいです。

 

たかが掲示物なのですが、「このメンバーが仲間なんだなあ。」と視覚化することは、クラスの一体感を高める気がします。

 

名前なので、印刷する場合なら、ミスがないか、生徒に作らせるのならば、いたずらがないかにしっかり気を配る必要があります。

 

また、掲示板ではなく、教室後方の掲示板のさらに上、天井付近に学級目標と並べて掲示するのがおすすめです。

 

 

教室にあるとよいもの

①カレンダー

カレンダーに、行事予定を書き込んだり、誕生日を書き込んだりすると、先生と生徒の交流、生徒同士の交流が生まれます。

 

②学級文庫

先生が読み終わった本などがたくさんあれば、学級文庫にするのもいいです。

 

私は、本をたくさん読むので、様々なジャンルの本を学級文庫に置いています。

 

学活で、「おすすめの本」を鍾会したりすることもできます。

 

そして、意外と生徒が本を借りて読むんです!

 

感想を話したり、生徒との会話も広がるのでおすすめです。

 

③生き物

これは世話も大変だったり、いたずらがあったりもするのですが、やってみるのもいいなあと思っています。

 

まだ挑戦したことがないのですが、やってみたいと思います。

 

生き物が好きな子が世話をしてくれたり、みんなで何かを育てるのってなんか良さそうという安直な考えですが・・・(笑)

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

 

教室は試行錯誤を繰り返して、納得のいく教室が出来上がるのかなあと思っています。

 

世界で一つの素敵な教室づくりを目指してみてください!

 

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