教室のレイアウトや環境づくりって、意外に難しくないですか?
どんな工夫をしてみても、「もうちょっと違うやり方があったかな?」と思ってしまいます。
教室の環境づくりは奥が深い!!
初めて先生になった方にもわかりやすく、教室環境づくりの極意についてお話ししていきたいと思います!
さっそく始めていきましょう♪
黒板の左右の横には基本的には何も貼らない。
みなさんは、ユニバーサルデザインという言葉を知っていますか?
ユニバーサルデザインとは?
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こんな風にみるとなんだかすごく難しいことを言っているようの思えます。
普通学級に在籍していても、小中学生の約6.5%が、教育上の特別な配慮を要する児童・生徒だそうです。
中学生になると、割合は下がる傾向にありますが、40人学級の中に、2〜3人、教育上の特別な配慮を要する生徒がいるのです。
そういった背景から、「たくさんの情報が目に入り、授業に集中できなくなる。」という状況を避けるため、黒板周りの掲示物は、厳選し、なるべく貼らないことが望ましいとされています。
掲示物には見出しをつけて、レイアウトしよう。
教室に、様々な掲示物を貼ることになると思います。
教室に貼る掲示物一覧
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こんなところでしょうか?
私はこれらの見出しを作り、毎年使いまわしています(笑)
絵を書くのが得意だったりするのであれば、手書きでもいいと思います!
さて、次は貼り方ですが、だいたい教室の向かって左側に掲示板があるイメージですので、そちらに貼ると仮定しましょう。
教室レイアウト図の例
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給食の献立表は、配膳台が後ろにあるのであれば、その近くの掲示板でも良いかもしれません。
生徒の作品や生徒が発信できるコーナーを作ろう。
生徒のスペース、クラスのスペースを、教室の後方に作れるととても良いと思います。
生徒は、「このクラスに居場所がある。」と感じることができるのです。
生徒のコーナ–の活用例
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そのクラスのメンバー(名前)はクラスの中にあると良い。
クラス替えの時の掲示用の巻紙でもよいですし、学級目標の中に、全員の名前が書いてあるのもよいです。
たかが掲示物なのですが、「このメンバーが仲間なんだなあ。」と視覚化することは、クラスの一体感を高める気がします。
名前なので、印刷する場合なら、ミスがないか、生徒に作らせるのならば、いたずらがないかにしっかり気を配る必要があります。
また、掲示板ではなく、教室後方の掲示板のさらに上、天井付近に学級目標と並べて掲示するのがおすすめです。
教室にあるとよいもの
①カレンダー
カレンダーに、行事予定を書き込んだり、誕生日を書き込んだりすると、先生と生徒の交流、生徒同士の交流が生まれます。
②学級文庫
先生が読み終わった本などがたくさんあれば、学級文庫にするのもいいです。
私は、本をたくさん読むので、様々なジャンルの本を学級文庫に置いています。
学活で、「おすすめの本」を鍾会したりすることもできます。
そして、意外と生徒が本を借りて読むんです!
感想を話したり、生徒との会話も広がるのでおすすめです。
③生き物
これは世話も大変だったり、いたずらがあったりもするのですが、やってみるのもいいなあと思っています。
まだ挑戦したことがないのですが、やってみたいと思います。
生き物が好きな子が世話をしてくれたり、みんなで何かを育てるのってなんか良さそうという安直な考えですが・・・(笑)
最後に
いかがでしたでしょうか。
教室は試行錯誤を繰り返して、納得のいく教室が出来上がるのかなあと思っています。
世界で一つの素敵な教室づくりを目指してみてください!