前回の投稿では、午前編と午後編にわけて、中学校教員の仕事内容についてお伝えしました。
とても目まぐるしく、忙しいことに共感していただけた先生も多いと思います。
しかし、小学校の先生にはなくて、中学校の先生にはあるもの・・・
それは「授業のない空き時間」なのです。
実際に私も、教員になりたての頃は、全然うまく空き時間を使えていませんでした。
しかし、早く帰るには、「いかに空き時間を効率よく使うか。」が鍵になっています。
担当する教科や担任の有無のよっても、空き時間は変わってきます、
私は英語科という授業数の多い教科の担当かつ、担任なので、
空き時間は多くて1時間です。(フルコマの日もありました。)
それはさておき、効率的な空き時間の使い方をお話ししていきたいと思います。、
では早速いきましょう♪
To Do リストは作っていますか?
よくご存知だと思いますが、To Do リスト(やることリスト)の活用がとても効果的です。
同じ先生という仕事でも、「仕事が早い」「帰りも早い」「仕事ができる」先生って必ずいるんです。
そういった先生方を研究した結果、
そういった先生方は皆、机にTo Do リスト(やることリスト)を貼っていました。
付箋や裏紙でも良いですが、やる気を上げるためにも、
ナカバヤシ TODAYノート リングタイプメモ帳 A5スリム ¥300
amazonでこんなノートなんかも売っています。前日のリストまで見返せるのでおすすめです。
To Do リストを作るときのコツ |
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この3つのポイントに意識してみてください。
特に、3つ目の所要時間を考慮するのを忘れがちですが、これを書いておくことによって、仕事の効率がとても上がります。
To Do リストが完成したら、あとはタスクをこなしていくだけです。
机やパソコンなどの見えるところにおき、終わったらどんどん消していくことがおすすめです。
を空き時間にやっています。
具体的には、↓のような内容です。
提出物のチェックや生徒のワークシートやノートのコメント書きは、朝の少しの時間や昼休みの
時間に生徒と話しながらでもできるからです。
放課後の時間は部活と校務をバランスよく!
みなさんの学校では、「部活動中に顧問はずっとつきっきり」が原則ですか?
幸いにも私の学校では、”生徒の自主的な活動”が推奨されており、
部長、副部長が”部活の開始、終了”の挨拶を顧問にすることが条件で、生徒だけで活動する時間
が認められています。
そもそも、会議や委員会の活動、生徒指導が入れば、部活につきっきりでいることは不可能です。
外部指導員やコーチの雇用が進んでおり、先生方の部活動の負担はこれから減っていく方向に動いていくと思います。
何よりもある調査によれば、部活動に従事している顧問の先生方の約8割は”部活動が負担”と回答しています。
そして、平成30年度にはスポーツ庁が
を策定しました。
内容としては、↓の通りです。
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私立学校だと、この規定とは異なるかと思いますが、
私の務める公立学校では、この規定を守ることが原則義務付けられています。
原則のところを目立たせたのには理由があります。
国が守るように言っているのにもかかわらず、それを無視して、休みなし、毎日活動している部活動があるからです。
管理職に毎日の活動時間や週休日の予定を提出が義務となっている中でも、
練習試合だとか、大会だとかを理由に毎日部活をしている先生もいます。
そこまでになってくると、先生が好きでやっているのかもしれません。
もし、このブログを読んでいるあなたが、「毎日の部活動」に苦しめらているとしたら、
このスポーツ庁が出したガイドラインを元に、
放課後に取り組む仕事 |
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最後に
今回は部活動問題にも触れました。
スポーツ庁のガイドラインは、それに沿ってきちんと動いている学校もあれば、それを全く無視して、大会ざんまいの学校もあるようです。
実際、生徒も大人も疲れています。
適切な休養日を設けること、生徒も先生も「家族との時間」を大切にすることが当たり前の学校になることを願っています。