12月になりましたね。
”師走”という言葉をずっと「教師が走る回るほど忙しい。」だと思っていた私ですが、実はそういう意味ではないそうです(笑)
ここの”師”というのは、教師ではなく、『お坊さん』のことだそうです。
年末にかけて、各家庭で法事を行うことや除夜の鐘の業務などから、お坊さんは走りまわるほど忙しいと・・・
そこから”師走”という暦名がついたそうです。
それはさておき、先生も目が回るほど忙しいのが、年末の学校ですよね。
今回は、少しでも冬休みに先生方が休めるように12月中にやっておくべきことをまとめていきたいと思います。
先生の冬休みはどれくらい休めるの?
その年や学校にもよりますが、だいたい平均的には9〜10日間くらい休めるのではないでしょうか?
終業式 | 12月20〜25日の間 |
始業式 | 1月6日〜8日の間 |
冬休みの平均日数 | 10〜12日間 |
気になるところは、実際どれくらい休めるのか、ということだと思います。
今年は、冬休みが始まって1日目と始業式前日の2日間は出勤しようと思っています。
というのは、3年生の担任なので、進路関係書類の作成と年度末の大掃除(自分のデスク周辺)を行いたいからです。
去年や一昨年は、丸々休んでいた記憶があります。
年末【12月中】にやっておくとよいこと
成績処理
2学期制か3学期制かにもよりますが、3月の年度末の多忙感を軽減するために、成績処理の目処をつけておくことをおすすめします。
2学期制の学校のお勤めの先生 |
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3学期制の学校にお勤めの先生 |
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出席簿の締めと準備
皆さんの学校の出席簿はどんな形ですか?
私の学校は、学期ごとに出席簿が変わり、その都度生徒氏名印を押印する必要があります。
学期末には必ず前の学期の出席簿を締め、次の学期の出席簿を準備しておきます。
そうすれば、新学期を慌てずに迎えることができます。
各種所見の準備
これも学校ごとに異なるので一概には言えませんが、所見は一般的に3種類あります。
生徒の様子を表す学級担任からの所見 |
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総合的な学習を総括する所見 |
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「特別な教科 道徳」の生徒一人一人の成長を記録する所見 |
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私はあまり詳しくないのでわからないのですが、エクセルで、項目と評価を入力すると、自動的に文章が出来上がる評価システムを作ってくださる先生がいます。
どの学校にも、詳しい先生がいると思いますので、聞いてみるのも良いのかもしれません。
ちなみに道徳の評価ソフトに関しては、業者が作っているものを買い、一部改良して使っています。
冬休み明けの授業の見通しを立てる
見通しの立て方ですが、だいたい「1月には過去形を終わらせる」とか、そんなざっくりとしたもので構いません。
年度末に向かって、卒業式の練習や各種行事で授業が潰れてしまうことが多くなりますよね。
年度末に教科書が終わらないと次年度に持ち越すことになったり、後任の先生に迷惑をかけてしまうことになります。
そういった事態を避けるためにもざっくり大まかにでも授業の見通しを立てておくと良いでしょう。
教室の環境を整える
私の学校には年末に大掃除をする時間が設けられています。
よく、環境の整備をすることを学級担任に求めるような記事も見ますが、私は生徒と共に環境を整えることをおすすめします。
それは「みんなで使っている教室だから」です。
年末の教室の大掃除やることリスト |
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中学生ともなると、とても効率よく大掃除を進めてくれるので、あっという間に終わることがほとんどです。
余裕があれば、危険のない範囲で、窓や壁拭きもやってもらいます。
生活班で、ひと班1つの役割を分担させてやらせます。
とにかくゆっくり休もう
冬休みでもやらなきゃいけないことはたくさんあるよー!という声が聞こえてきそうですが・・・
年度末の春休みはほとんど休めません。
そして、年度末の忙しさは異常です。
英気を養うためにも、年末の冬休みは、「とにかく休む」、「家族とに時間を大切にする」、「プライベートの充実を図る」こんな時間にしてほしいのです。
最後に
いかがでしたか。
できるだけ効率よく仕事を進め、心身ともにリラックスできる冬休みを送れるよう、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。