中学校の総合的な学習〜おすすめ授業テーマとやり方〜

２〜４年生：１０５時間

５〜６年生：１１０時間

２年生：７０時間

３年生：７０時間

（やり方）

• この取り組みを始まる前に、仕事をする上ではどのような条件があるかという疑問を生徒に投げかけます。
• いろいろな条件が出てきたところで、下のようなワークシートを配ります。
• 黒板に生徒と一緒に先ほど出し合った条件を９つ書いていきます。
• まずは、個人で、ダイヤモンドランキングを作らせます。
• その後、3〜4人を班にし、班でのダイヤモンドランキングを作らせます。
• それぞれ考えは違っていて当たり前なので、「自分がそのランキングにした理由」を述べさせます。
• そこで議論を重ね、班で一つダイヤモンドランキングを作らせ、発表させます。

（実施してみた感想）

　班によって、全くランキングが違うところもありました。班の中で、それぞれ重視する条件が異なり、意見が一致せず、ランキングを完成させかったところもありました。それはそれで真剣に考えた結果ですので、それも「ひとつのかたち」でオッケーなのです。その班には、詳しく「どんな意見がでたか」を聞きました。一人一人が、仕事を選ぶ際の条件について、真剣に考え、「何を重要視するのか」について、考えを深めれらたので、とても充実した時間となりました。給料さえよければよいと考えていた生徒も、「プライベートの充実」「職場の人言関係」なども考えていくべき条件だと気づいたことがとても大きかったと思います。

人生のおける「選択」の連続を、３５歳までですが、すごろくを進めながらで考えてみました。

参考にしたのは、「神奈川県福祉子どもみらい局人権男女共同参画課」が作ったライフキャリアすごろくです。

ライフキャリアすごろくダウンロードはこちらから

（やり方）

• 3〜4人の班がおすすめです。
• 消しゴムをコマにするとちょうどよいです。
• STOPの設問があるところで止まり、ワークシートにそれぞれの選択をどう考えていくのかを記入させます。
• すごろくが終わった後に、３５歳までの人生を考えてみた感想を書かせます。

（実施してみた感想）

楽しみながらできることが最大の利点だと思います。働くこと意外にも「結婚するかしないか」、「子どもをもつか、もたいないか」など、人生は選択の連続だと気づく生徒も多くいました。一つ一つの選択に「正解」はなく、自分が納得できる人生を歩んでいってほしいと伝えました。また、私自身がここまでどのような選択をしてきたのかということも話しました。生徒は身近な大人のひとりとして、真剣に話を聞いていました。

この時期に、本来ならば、「上級学校訪問」（高校見学）に行くのですが、令和２年度はコロナウイルスの関係で、思うように高校見学にも行けないので、学校でいかに中学校卒業後の進路について学ぶ機会を作ってあげられるかが大切だと思います。

（やり方）

• 1人１校、気になる上級学校を選ぶ。
• その学校に関する情報を、学校にある資料やインターネットで入手する。
• 内容は、「学校の特徴」、「部活動の様子」、「年間行事」、「校則」また「修学旅行の行先」なども盛り込むと面白いかもしれません。
• A４１枚の紙にまとめます。
• 新聞完成までに授業が3〜４回が必要かと思います。
• 出来上がった新聞を元に、発表原稿を作ります。
• 発表原稿を作成するのに、授業が2〜３回が必要です。
• 原稿が完成したら、発表をします。
• 発表の際にはプロジェクターで新聞を拡大するなどするとより良い発表となるかもしれません。

（実施した感想）

1人2〜3分の目標でしたが、みんながそれ以上発表していたので、とても濃い発表となりました。自分の調べた学校だけでなく、友達の調べた学校を知ることで、「まだ志望校が決まっていないほとんどの生徒」にとって、多くの上級学校を知るとても良い機会となりました。