最近ずっとモヤモヤしていることがあります。
以前から気になっていたことですが、自分自身の年齢を考えた時にとても他人事とは思えませんでした。
それは、「教員の妊娠・出産・育児休暇取得」です。
目を疑うような記事をインターネット上でたくさん見つけました。
引用:教働コラムズ https://www.kyodo-bukatsu.net/176/
こんなことを普通に言う管理職がいる業界、社会、国が本当にまずいし、子育て後進国だと思います。
未来の日本を担う子どもたちを教育しているこの社会がこんな風でよいのだろうか、と思います。
今回は、女性の先生の悩みについて、考えていきたいと思います。
SNS上の声
私も「このクラスが落ち着いたら・・・」とか、「この子たちが卒業したら・・・」とか、いろいろ考え、悩みすぎてしまっています。
そして、また不安でもあります。
主な不安な要素は、以下の通りです。
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保護者からの声
教員の妊娠について調べてみると、びっくり(そして失望)するような内容を見かけました。
引用:NAVAR まとめ (https://matome.naver.jp/odai/2157510361041836601)
こんな風にクレームを言ってくるなんて、本当に言葉を失います。
私たち教員も、先生である前に人間なんです。
そして、先生である前に1人の女性です。
結婚すれば、子どもが欲しいと望むのも当然の願いだと思います。
年々増加する不妊率
身近な友達でも、20歳後半から不妊治療を始めたり、不妊症のリスクが年々増加しているなと実感します。
晩婚化や女性の社会進出に伴い、キャリアと妊活の狭間で揺れる私のような女性がたくさんいることと思います。
ある調査では、20代で不妊治療を始める人が約35%もいるとわかっています。
引用:eversense (https://eversense.co.jp/3761) |
私は、学校や子どものことを考えるのもわかります。
「今の時期に産休とったら迷惑だろうな。」
「つわりや出産までに何かあったら担任はできないな。」
「年度途中に休んだら生徒が可哀想かな。」
「卒業するまで見送らないといけないな。」とか・・・
考え始めたらキリがありません。
それでも、私たちの女性の体には限界があります。
年々、妊娠しにくくもなります。
もし、職場のことに気にかけて、「妊娠するチャンス」を逃してしまったら、一生後悔しませんか。
私は、教員という仕事について、たったの数年ですが、「子どもの成長を身近で見れる幸せ」を感じています。
他人の子どもでさえ、「かわいいなあ、愛おしいな。」と思えるのに、自分の子どもだったらどれほど愛おしいのか。
そう感じます。
そして、子育ての経験は、きっとこれからの教員人生に必ず活きてくると思うのです。
産休・育休などの福利厚生
教員の産休・育休の福利厚生は、一般企業より充実しているかもしれません。
東京都の例ですが、載せておきます。(それぞれ異なるかもしれませんが、参考までに・・・)
妊娠中 |
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出産後 |
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育児休業期間と手当てについて・・・
- 公務員の育児休業は最長3年とれる。
- 育児休業手当金は給料の2/3~1/2程度もらえる。
- 育児休業手当金がもらえる期間は通常1年まで。条件により最長で2年。
公務員の育児休業は最長3年まで取れるのは、魅力的ですね。
その間に、2人目を考える人も多いみたいです。
最後に
本当ならば、こんな風に悩む先生が減って、学校現場も十分な人材を確保できればよいのですが。
悩める女性の先生たちの声がしっかり届く日が近いと信じて、自分の人生を自分らしく生きられるといいなと思います。