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中学校の学級経営で気をつけていること〜生徒との関わり方〜

教員になったばかりの頃は、悩みだらけで、本当に苦しい毎日でした。

 

今もまだ成長中ですが・・・

 

先輩方に相談し、実行し、失敗する、ということを繰り返すことで、なんとなく「これが自分には一番合っているのかな?」というやり方が見つかられるようになってきます。

 

中学校の先生の悩みあるある

  • 生徒と上手に関係を作れない。
  • 生徒指導・生活指導が入らない。
  • 何かあったときに、生徒が相談相手として頼ってくれない。
  • 自分のことを、陰でこそこそ言っている。(気がする・・・)

 

これは、過去に私が経験した悩みたちです。

 

他にもいっぱいありますが・・・

 

今回は、私が普段から、生徒と接するときに気をつけていることをお話ししていきたいと思います。

 

ではさっそくお話ししていきましょう♪

 

どんな先生でいたいですか?

 

学校の中には、いろいろな先生がいると思います。

 

  • とにかく優しい先生
  • 部活熱心、熱血先生
  • お母さんのような温かく、包み込むような先生
  • 規則、ルールにとても厳しく指導される先生
  • 面白く、明るい先生
  • あんまり生徒と関わりをもちたくなさそうな先生
  • 頑固親父みたいな先生

 

きっとどの先生も「理想の教師像」があると思います。

 

教師になったばかりの頃の私は、今思うと「理想の教師像」がぶれていたのだと思います。

 

今、私は「生徒にいつも寄り添える優しい先生」でいることを心がけています。

 

先生になったばかりの頃、先輩の先生方にこう言われました。

 

 

先輩先生A
若い女の先生はなめられるよ。

 

先輩先生B
若い女の先生は、若いだけで生徒が寄ってくるからね。

 

先輩先生C
生徒の相談を聞いてばかりだと大変だから、どこかで区切らないとね。

 

アドバイスをもらうたびに、生徒への対応の仕方を試行錯誤してみました。

 

今、思えば、自分の「理想の教師像」が明確になっていなかったな、と反省しています。

 

では、なぜ、私が「生徒にいつも寄り添える優しい先生」でいたいと思ったのかをお話しいていきます。

 

  • 生徒から悩みや相談事を打ちあけられることが多かったから。(他のクラスの生徒や週にわずかしか出ていない他学年の生徒からも)
  • 厳しく怒っても、悪戯っ子やヤンチャな男子にはあまり効果がなかった。
  • 保護者から「いつもこの子に寄り添ってくれてありがとう。」と言っていただいたから。

 

これらの理由からです。

 

そして、自分が中学生だったら、「こんな先生がいてほしいな。」と思ったのが、「なんでも話せる先生」だったからというのもあります。

 

どんな先生でいようかがわからない人は、「自分の強み・弱み」を分析してみると、目指すべき「理想の教師像」が見えてくるかもしれません。

 

生徒との関係性・自分の強み・自分の弱みを分析して、「理想の教師像」をもち、自分の軸にしよう。

話す内容よりも話し方が大切。

中学校には、「怒鳴って生徒を威圧する先生」が多いなと感じています。

 

私が中学生だった頃も、悪さをする子たちに「とにかく怒鳴り、押さえつける先生」ばかりでした。

 

「中学校って、こわいな。」と思いました。

 

生徒よりも先生が。

 

教員になったばかりの頃は、中学校という男性教員の中で、いくら女性の先生が怒ったところで、少しも怖くないんだな、と悟りました。

 

そこで、「どういう風に話されたら、生徒は自分の行動を振り返るきっかけになるのか。」を考えました。

 

悪さをしてしまった子に対する説諭の仕方

  • 絶対に感情的に怒らない・話さない(怒りを沈めるアンガーマネジメント
  • どうしてそういうことしてしまったのか、をきちんと聞く(優しく、語りかけるように)
  • 絶対に責める口調では追求しない
  • それを知ったときの自分の気持ちを伝える(先生はとても悲しかったよ、残念だったよ)
  • ルールのある意味、暴力行為は犯罪、いじめも同じということを真剣に伝える
  • 中学生は大人の一歩を踏み出す時期、みんなと仲良くという指導ではなく、合わない人とは距離をおくという指導もひとつ。

 

優しく、語りかけるように話すこと。「どうしてだろう?」を聞き、根本的な原因を探る。

 

生徒の中には、先生をからかって楽しみような悪ガキもいます。

 

むきになって怒ると、「その生徒の思うツボ」だと思います。

 

「悲しいな。」としんみりいう方が効果的だったりします。

 

中学校教員の心得

私が大切にしている心得がいくつかあります。

 

  • 生徒との関係づくりを何よりも大切にする。(生徒に寄り添うことが第一)
  • 生徒の話は静かな場所で、落ち着いて聞く。
  • 学級では、全員に委員会・係の役割を与える。
  • 生活面・学習面・部活動面、とにかく褒める。
  • 気づいてやってくれた子がいたら、「ありがとう。」を必ずいう。
  • 命の危険、怪我に関することは、すぐ、厳しく、大きな声で注意する。
  • 一緒に生徒と楽しむ。(行事は生徒と一緒に盛り上がる。)
  • 自己開示をする。(生徒に先生自身のことを知ってもらう。生徒も自己開示しやすい。)
  • 一緒に学び、成長する。(人間は一生成長、一生学び)

 

とにかく、私は「生徒と一緒にいる時間が全て」だと思っています。

 

話を聞いてほしい生徒がいれば、かならず時間をとります。

 

先輩先生に「悩みを全て聞いていたら、先生が辛くなるよ。」「生徒が頼り切ってしまうよ。」と言われたことがあります。

 

しかし、私が話を聞いたことによって、「生徒が私の頼りきりになる。」という状況になったことはありません。

 

家族という一番大切にしたい、されたいところで悩んでいる生徒も、「いつでも先生に相談できる。」という安心感があると言ってくれました。

 

大切なのは、「いつでも相談できる大人が近くにいること。」です。

 

生徒に安心感を与え、結果的に「相談される回数は増えない。」と思います。

 

生徒の悩みを親身に聞くことは、生徒の安心感に繋がる。それが生徒との関係づくりのひとつ。

最後に

いかがでしたでしょうか。

 

「こうした方がいいよ。」とか、「こうした方がうまくいくよ。」と言われることも多いと思います。

 

しかし、自分の良さを先生としてどう活かしていくかはその先生にしかわからないこともあるのです。

 

教員採用試験をパスしたということは、「先生としての資質」は絶対あるのです。

 

日本の将来を作るために、一緒に頑張っていきましょう♪

 

 

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