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学級経営がうまくいくコツとは?

悩める先生
頑張っているのに学級経営がうまくいかない・・・
悩める先生
学級をうまく運営するコツとかないのかな?

こんな悩みをもつ先生は多いと思います。

 

私も1〜3年目、特に2年目はすごく苦しかったのを覚えています。

 

苦労しながら、周りの先生を見たり、アドバイスを求めたり、本を読んで勉強したりした中で発見したことをお話ししていきます。

 

・業務内容(保護者との電話、生徒対応)が減り、早く帰れる。     ・プライベートが充実し、心身ともに健康に。

この記事の内容

  • 学級経営が上手い、うまく行っている状態とは?
  • 学級経営が上手な先生がしていること
  • 学級経営をする上でやってはいけないこと

この記事を書いた人

  • 中学校教員歴7年目
  • 初任者のときから、毎年担任をもっている
  • 副担任歴がないため、手探り状態からのスタート
  • 現在安定した学級経営を行い、18時以降の退勤になることはほぼなし。

学級経営がうまく行っている状態とは?

 

学級経営がうまくいっている状態とは?

  • お互いに違いも含め、理解し合い、尊重している(温かい雰囲気)
  • 授業に集中して取り組む環境が整っている(メリハリ)
  • 時間、物、人を大切にしている
  • 行事に全力で取り組める

 

もちろん、生徒も成長段階にある人間ですから、時にはちょっとしたトラブルや問題が起こることは当たり前です。

 

しかし、日常的にこういうクラスを作ることができれば、少しのトラブルがあっても解決がスムーズですし、それを生徒のさらなる成長につなげることができます。

 

(学級経営がうまくいっていれば、断然トラブルは減りますが・・・)

 

私が思うこの理想のクラスは、言葉でいうのは簡単でしょう。

 

では果たして、どのような方法で学級経営をすればよいのでしょうか。

 

学級運営が上手な先生がしていること

 

学級経営が上手な先生は、どんなことをしているんだろう?

 

学級経営に悩んでいた時期は、とにかくいろんな先生の方法をみようみまねでやっていました。

 

その中で気づいた「学級経営がうまくいく先生がしていること3つ」をご紹介します。

 

生徒をよく見て、変化に気づき、声をかけること

これは、未然にトラブルを防ぐという点からも非常に有効な方法です。

 

例えば、

  • いつもの明るい表情がない
  • いつも一緒に過ごしている友人と離れて過ごしている
  • 無気力
  • 遅刻・早退・欠席が増えた
  • 成績が下がっている

これらのマイナスの変化は、生徒が発信しているSOSである可能性が高いです。

 

「最近、元気?」とまずは軽く話しかけて、必要であれば個別に話を聞いてあげると、生徒は安心します。

 

マイナスの変化だけでなく、

  • 係や委員会の仕事を積極的に頑張っている
  • 掃除や誰も気づかないようなことを率先してやっている
  • 授業に一生懸命取り組んでいる
  • 思いやりのある行動が見られた
  • 行事に意欲的

こういったプラスの変化にもよく気づき、「認め・褒める」ということを習慣化させている先生の学級は温かいです。

 

やっぱり中学生でも褒められると嬉しいものですよね。

 

また、こういったプラスの行動をノートに少しずつメモしておけば、学期末の所見を書くときにも重宝します。

中学校の所見の書き方〜もう所見で困らない!〜

 

休み時間によく生徒と話す

「生徒の変化に気づく」という点とも被りますが、生徒と休み時間を過ごすというのはすごく有効です。

 

特に中学校では、小学校とは違い、担任の先生と1日をずっと一緒に過ごすわけではありません。

 

朝の学活の後や次の授業が空いている時、昼休みなど、生徒の様子を観察しながら、話をする時間にします。

 

よく話しかけてくれる先生には、生徒も話やすく、相談なども積極的にしてくれるようになります。

 

何を優先すべきかをわかっている

 

中学校教員、しかも担任をもっている先生の仕事の量は本当に多いです。

 

その先生の中で、しっかりと優先順位を決めないと、毎日遅くまで残業をすることになってしまいます。

 

先輩の先生方から、「こうした方がいいよ。」というアドバイスを受けることはあるかと思います。

 

しかし、「本当に優先すべきことはなにか?」ということを常に考える先生は、学級経営もうまくいくような気がします。

 

教員にとって、「最も優先すべきこと=目の前の生徒を大切にすること」です。

 

具体的には、

  • 目の前に起こっている生徒同士のトラブル、生徒の悩みごとに対処する
  • 授業準備をしっかり行う
  • 保護者連絡を怠らない

これらだと思います。

 

学級通信の作成や掲示物へのこだわり、提出物へのコメント書きなどの優先順位はそれほど高くはないと言えます。

 

あれもこれもはできない。「今必要なことはなにか」をしっかり見極めることが大切。

学級経営をする上でやってはいけないこと

 

自分のクラスさえよければよいと考えること

意図的にやっている場合はアウトですが、結果的にそうなってしまうことがあるので注意が必要です。

 

学年で自分だけが担任であるということはまず少ないと思いますし、3年間自分しか担任を持たないということはもっと稀です。

 

学年というチームでやっている以上、学年の「スタンダード」を守る必要があります。

 

例えば、

  • 朝読書の時間は、学習をせずに読書のみ、私語をせずに行う。
  • 掃除のやり方
  • 当番活動のやり方

 

自分のクラスだけ、当番活動を緩くしたり、生徒の都合のいいように変えることによって、人気を取ろうとする先生がいます。

 

しかし、「あの先生だけずるい。」となってしまったり、他の学年の先生から不信感が募ります。

 

組織で働いている以上、スタンダートを確認し、守る必要があります。

 

時間を守らない

生徒に「時間を守る」ことを教えている以上、私たちも守らなければなりません。

 

  • 授業の開始、終わりを守る
  • 緊急事態を除き、授業には遅れない
  • 朝、帰りの学活は時間通りに開始、終わる
  • 掃除も時間通りに終わらせる

 

よく学生のころに、授業に遅れてくる先生がいましたが、信頼をなくす原因になりますので、御法度です。

 

生徒によって対応をかえること

生徒は私たちが思う以上に敏感です。

 

よく聞くのは、男性の先生が「女子には優しい、男子には厳しい。」ということ。

 

必ずしもどの生徒にも同じ対応が必須というわけではない場合もありますが、基本ラインは同じ、えこひいきと思われないような対応が大切です。

 

最後に

いかがでしたか。

 

明日からの学級経営に役立つヒントはありましたか。

 

学級経営がうまくいけば、保護者対応などの仕事も減り、残業も激減するかと思います。

 

上手な学級運営をして、先生自身も健康な教員生活を送れることを祈っています。

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