こんな悩みをもつ先生は多いと思います。
私も1〜3年目、特に2年目はすごく苦しかったのを覚えています。
苦労しながら、周りの先生を見たり、アドバイスを求めたり、本を読んで勉強したりした中で発見したことをお話ししていきます。
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学級経営がうまく行っている状態とは?
学級経営がうまくいっている状態とは?
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もちろん、生徒も成長段階にある人間ですから、時にはちょっとしたトラブルや問題が起こることは当たり前です。
しかし、日常的にこういうクラスを作ることができれば、少しのトラブルがあっても解決がスムーズですし、それを生徒のさらなる成長につなげることができます。
(学級経営がうまくいっていれば、断然トラブルは減りますが・・・)
私が思うこの理想のクラスは、言葉でいうのは簡単でしょう。
では果たして、どのような方法で学級経営をすればよいのでしょうか。
学級運営が上手な先生がしていること
学級経営が上手な先生は、どんなことをしているんだろう?
学級経営に悩んでいた時期は、とにかくいろんな先生の方法をみようみまねでやっていました。
その中で気づいた「学級経営がうまくいく先生がしていること3つ」をご紹介します。
生徒をよく見て、変化に気づき、声をかけること
これは、未然にトラブルを防ぐという点からも非常に有効な方法です。
例えば、
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これらのマイナスの変化は、生徒が発信しているSOSである可能性が高いです。
「最近、元気?」とまずは軽く話しかけて、必要であれば個別に話を聞いてあげると、生徒は安心します。
マイナスの変化だけでなく、
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こういったプラスの変化にもよく気づき、「認め・褒める」ということを習慣化させている先生の学級は温かいです。
やっぱり中学生でも褒められると嬉しいものですよね。
また、こういったプラスの行動をノートに少しずつメモしておけば、学期末の所見を書くときにも重宝します。
休み時間によく生徒と話す
「生徒の変化に気づく」という点とも被りますが、生徒と休み時間を過ごすというのはすごく有効です。
特に中学校では、小学校とは違い、担任の先生と1日をずっと一緒に過ごすわけではありません。
朝の学活の後や次の授業が空いている時、昼休みなど、生徒の様子を観察しながら、話をする時間にします。
よく話しかけてくれる先生には、生徒も話やすく、相談なども積極的にしてくれるようになります。
何を優先すべきかをわかっている
中学校教員、しかも担任をもっている先生の仕事の量は本当に多いです。
その先生の中で、しっかりと優先順位を決めないと、毎日遅くまで残業をすることになってしまいます。
先輩の先生方から、「こうした方がいいよ。」というアドバイスを受けることはあるかと思います。
しかし、「本当に優先すべきことはなにか?」ということを常に考える先生は、学級経営もうまくいくような気がします。
教員にとって、「最も優先すべきこと=目の前の生徒を大切にすること」です。
具体的には、
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これらだと思います。
学級通信の作成や掲示物へのこだわり、提出物へのコメント書きなどの優先順位はそれほど高くはないと言えます。
学級経営をする上でやってはいけないこと
自分のクラスさえよければよいと考えること
意図的にやっている場合はアウトですが、結果的にそうなってしまうことがあるので注意が必要です。
学年で自分だけが担任であるということはまず少ないと思いますし、3年間自分しか担任を持たないということはもっと稀です。
学年というチームでやっている以上、学年の「スタンダード」を守る必要があります。
例えば、
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自分のクラスだけ、当番活動を緩くしたり、生徒の都合のいいように変えることによって、人気を取ろうとする先生がいます。
しかし、「あの先生だけずるい。」となってしまったり、他の学年の先生から不信感が募ります。
組織で働いている以上、スタンダートを確認し、守る必要があります。
時間を守らない
生徒に「時間を守る」ことを教えている以上、私たちも守らなければなりません。
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よく学生のころに、授業に遅れてくる先生がいましたが、信頼をなくす原因になりますので、御法度です。
生徒によって対応をかえること
生徒は私たちが思う以上に敏感です。
よく聞くのは、男性の先生が「女子には優しい、男子には厳しい。」ということ。
必ずしもどの生徒にも同じ対応が必須というわけではない場合もありますが、基本ラインは同じ、えこひいきと思われないような対応が大切です。
最後に
いかがでしたか。
明日からの学級経営に役立つヒントはありましたか。
学級経営がうまくいけば、保護者対応などの仕事も減り、残業も激減するかと思います。
上手な学級運営をして、先生自身も健康な教員生活を送れることを祈っています。