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これからの学校教育のかたちについて考えてみよう。

突然、安倍首相から言い渡された「臨時休校」から早くも2ヶ月近くが経ちました。

 

登校日や校庭開放を行えていた3月から比べると、状況は日々深刻になってきています。

 

私たち教員は、臨時休校になってからもほぼ毎日学校へ行き、卒業式や入学式の計画・準備・実施、いつ学校が再開して子どもたちが安心して通えるように、準備をしていました。

 

管理職や教務主任の先生方は、国や市が方針を覆すたびに、何度も何度も臨時の会議を重ね、提案をやり直しを繰り返しています。

 

それに従い、準備をするしかありませんでした。

 

学校には「大人だけしかいない」この異常で、不気味な状態が本当にいつまで続くのか、不安が募ります。

 

現段階では、再開日は「5月7日」となっていますが、あと2週間あまりで再開など本当にできるのでしょうか。

 

例え、再開できたとしても、

 

学校に求められる新型コロナウイルス対策

  • 歌ってはいけない音楽の授業。
  • ボールを使う競技を行えず、体への接触も不可な体育の授業。
  • 全てにおいて班活動禁止。
  • 向き合って食べられない給食。
  • 全員マスク着用。
  • 行事の精選。
  • 土曜授業の増加。

 

「これだけの制約を守り切れるのか? 」

 

「こんな学校に学びはあるのか?」

 

「生徒が来たいと思える学校なのか?」

 

日々、疑問や不安が募ります。

 

もちろん、「命」が一番大切で、守らなきゃならないものだということはわかっています。

 

この状況で、学校再開になるよりかは、いっそのこと、欧米諸国のように「9月から学校再開」でもいいのではないか、とも思います。

 

ただ、私たち大人が「外出自粛」を求められるよりも前の3月から、子どもたちはずっとずっと我慢をしているです。

 

1人の教員として、何かできることはないのかを考えた結果、多くの先生方とこの状況を分かち合って、少しでも子どもたちが安心・安全で学べる環境を考え、発信していこうと思います。

 

 学校現場のICT環境の現状

 

政府は、令和5年(2023年)までに、全国の小中学校の子どもたちが、1人1台、タブレットやPCを使えるような環境を整えることを経済制作の1つとして盛り込んだようです。

 

また、小学校では、2020年からプログラミング教育が始まるみたいです。先生方への研修も十分に行えておらず、教える側の負担も相当だと推測されます。

 

○今の日本の現状

  • 経済協力開発機構(OECD)が実施した各国のICT活用状況調査では、日本の順位は48カ国中46位である。
  • PC・タブレットの使用状況は、全国平均は5.4人/1台にとどまっている。
  • ICT化が自治体任せのため、都道府県別に見た場合、佐賀県の1.8人/1台から、愛知県の7.5人/1台までばらつきがある
  • 上記の経済対策を実現するのには、5千億円程度かかる。
  • 学校の無線LAN普及率は44.8%である。

 

驚くほどに、ICT化に遅れがあり、地域間格差が大きいです。

 

また、公立学校と私立学校の間でも差があるでしょう。

 

この新型コロナウイルスによって、学校での一斉授業ができなくなったため、学校側は休校中の課題を準備してきました。

 

しかし、見通しが立たず、これから先もこのような状況が続いていくとなると、オンライン授業のための準備が急務となってきます。

 

では、どのように、オンライン授業の実現化を考えていけばよいのでしょうか。

 

子どもたちを取り巻くインターネット環境

平成30年度に内閣府が行った「青少年のインターネット利用状況調査」では、

   

※ 平成30年 内閣府 「青少年インターネット利用状況調査」 より引用

 

この表から読み取れること

  • 小学生〜高校生の93.2%が家庭でインターネットを利用できる環境にある。
  • スマートフォンの普及が圧倒的で、タブレットはそこまで利用されていない
  • 中高生になると、スマートフォンの利用率は95%を超える。

 

埼玉県のある公立学校では、この休校期間中にスマートフォンやタブレットの家庭の普及率を調べたところ9割近くの家庭が利用できる環境にあったので、「オンライン朝の会」「オンラインでの先生と児童のコミュニケーション」が行われているそうです。

 

実際に、これほどに家庭での環境が整っているのであれば、今すぐにでも、オンラインでの活動を取り入れるべきだと思います。

 

しかし、一方で以下↓のような懸念点もあります。

 

懸念される点   

  • 6.8%のインタネット環境が整っていない家庭はどうするのか。
  • 親とスマートフォンを共有している子供たちは親が家にいない時、どうしたらよいのか。
  • Wi-fiなどが整備されていない家だと、莫大な通信量がかかる可能性がある。
  • スマートフォンだと画面が小さく、授業を受けにくい。

 

きっと多くの学校で、全ての子どもたちが平等に受けられることが条件である公教育、そして、今の現状では不可能だと判断され、実現に至っていないのだと思います。

 

では、国が1人1台のタブレットを配ってくれるのを待つのがいいのでしょうか。

 

いつになるのやら。

 

 オンライン授業実現化の可能性

学校にタブレットがない、数%ではあるが、インターネット環境がない、といった子どもたちもいる中で、一番すぐに実現しやすいのは、ネット環境がない子どもたちに、タブレットやWI-Fiを貸し出すという方法ではないでしょうか。

 

情報を集めるうちに、タブレットを教育機関に有料ではありますが、貸し出してくれる民間企業がありました。

 

Study Pad 学習専用タブレットレンタルサービス

 

 

サービスの内容

  • 教室内での使用はもちろんOK。
  • 生徒の家庭での利用が可能
  • 生徒が設定を変えられないよう、ロック機能あり。
  • 1台あたり1,200円〜/月で利用できる。
  • 保証がレンタル期間中ずっとついている。
  • 導入時の設定・インストール等も全て行ってもらえる。

 

インターネット環境にない子どもたちに、学校が借りたこのタブレットを貸し出し、全員のインターネット環境が整えば、オンライン授業を行うことができるのではないか。

 

このほかにも、期間を限定し、無料で、ipadを貸し出してくれる団体もある。

 

 

そして、兵庫県では、教育委員会が圏内の高校生に、ネット環境が整っていない500人の生徒に、高速通信「LTE」対応で、動画でオンライン授業を受けられるものを貸し出すことに決めたようです。

 

詳しくはこちらを見てみてください!

https://news.yahoo.co.jp/articles/e3d719f2bd1a8caf7d2d8b8a17e9b40f08cee90c

 

 

○今教員としてできること

  • 勤務校のインターネット使用状況を調査しておく。
  • オンライン授業の実施について、多くの先生方と情報を共有し、考える機会を作る。
  • いざ、実施となった時にあわてないよう、オンライン授業の仕組みやタブレットの貸出業者について、勉強しておく。

 

最後に

いかかでしたでしょうか。

 

私たち教員の1人ができることは限られているかもしれません。

 

特に公立学校では、オンライン授業への実現にはとても厳しいものがあります。

 

しかし、これからの教育を考えていく上で、ICT化がますます進んでいくことは間違い無いと思います。

 

このコロナ休校をきっかけに、多くの人が学校教育の限界に気づいたことと思います。

 

私は、個人的にですが、こういった情報を集めたり、今話題となっている「ZOOM」の仕組みについて調べたり、行動しています。

 

実現となるまで、力になれるよう、勉強していきます。

 

すでに実施されている県や自治体の先生方がいらっしゃいましたら、いろいろと教えていただけると嬉しいです。

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