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年度初めはこれでスタート〜生徒の心を掴む学級経営術〜

クラス替えをし、新しいクラスになる4月。

 

出会いの季節です。

 

みなさんは、4月は好きですか。

 

私は、学生の頃から、ずっとこの季節が苦手です。

 

慣れ親しんだ人や環境が変わり、新しい人、環境になれていかなければならない。

 

そんな時は、「頑張るぞー!」といつもよりも気合を入れて、自分を鼓舞しています笑

 

きっと生徒の中にも、そういう子がいると思いながら、この時期は丁寧に学級びらきをしていきます。

 

4月のこの時期は、「黄金の3日間」とも言われています。

 

その言葉に背筋を正されつつ、この言葉にプレッシャーを感じているだろう、初任者や若手の先生に役立つ記事を書いていければと思います。

 

ではさっそくいきましょう。

 

緊張をほぐすアイスブレイク:共通点探しゲーム

 

4月と言えば、自己紹介ですね。

 

新しいクラスになったら、私も必ずやりますが、結構クラスの雰囲気って緊張してるんです。

 

みなさんのクラスはどうですか。

 

私は1人ひとりが前に出てきて自己紹介をする前に、生徒の緊張をほぐしたいので、軽くゲームをした後、自己紹介をすることにしています。

 

今日は”共通点ゲーム”というものをご紹介します。

 

共通点ゲームとは・・・

  • 生活班(5〜6人)になる。
  • 各班にホワイトボーと、ペンを配布する。(なければ、大きめの紙でもよし)
  • ゲームのルールを説明する。
  • ルールは、「班員全員に共通する点を見つけること」のみです。
  • これで時間を2分とります。
  • 皆さんもお分かりかと思いますが、これだと「生きている」「中学生」とかがたくさん出てきてしまいます。
  • そうするととてもつまらなくなってしまいます。
  • 2分経過した後に、追加ルールを伝えます。
  • それは、「ここにいる全員に当てはまることは共通点として含めないこと」です。
  • この追加ルールを伝えるだけで、混乱がおき、盛り上がります。

これは、実際に社会人の研修などに使われているアイスブレイクだそうです。

 

クラスメイトのことをまだ知らない4月のはじめにやるととても盛り上がり、緊張が解けること間違いなしです。

 

ゲームの時間は5分程度で十分と思います。

 

5分経過したら、どんなものが出されたのかお互いに見ることができると面白いです。

 

ホワイトボードなら、黒板に貼って見れるのでおすすめです。

 

1番多く共通点を見つけられた班にはシールなどをあげると喜びます!
・○○が好き ・運動部 ・〇〇小出身 ・〇〇をやったことがある ・兄弟がいる ・ペットを飼っている  など

担任の紹介や想いを伝える

 

学年が持ち上がるにしても、必ず自己紹介をしています。

 

生徒は、「この先生はどんな先生なんだろう。」と興味をもっています。

 

私が年度初めに話すことは以下のような内容です。

 

担任の紹介
  • 生い立ち、教師になったきっかけ
  • 好きなもの、趣味
  • 性格、どんな人間
  • どんなクラスを創り上げたいか

 

まずは、どういう人間か知ってもらうという目的で、詳しく自己紹介しています。

 

あとは、クラスのルールや大切にしてほしいこと、なども伝えています。

 

クラスのルールって毎年変わっていくものではないと思っています。

 

私は常に5つのことを大事にして欲しいと伝えています。

 

優しさ 人生でいちばん大切なのは優しさ、思いやる、助け合うことがクラスメイトとの絆を作っていく
相互尊重 自分と同じ考え、思いの人ばかりじゃない、考えが違う人も尊重する
人、もの、時間を大切に 特に時間、それはその人の命 開始時刻、終わりの時刻、必ず守る
発信力 クラスはみんなで作るもの、こうしよう、ああしたらいいかな、想像力を働かせて、言葉で発信することが必ず力になる

 

よいクラスって、先生がこんなクラスにしたいっていうイメージがあるからこそ、生徒もよいクラスのイメージが出来ると思うんです。

 

それを出来るだけ、簡潔に、わかりやすく、提示してあげることが大事です。

 

また、いつも私もクラスでいっているのですが、「よいクラスは、1人では作っていけない。」のです。

 

明確な指針をもつ先生がいて、リーダーがいて、フォロワーがいて・・・

 

みんなでよいクラスを創り上げよう!と伝えてみること。そのための指針を先生が提示すること。

 

1人ひとりの生徒を理解するために

 

1クラスに40人近く生徒がいると、なかなか一人一人と話す時間が確保できないですよね。

 

特に4月の学級開きの時期に、一人一人とじっくり話をしたいのですが・・・

 

自己紹介カードだけでは不十分ですよね。

 

もっとその子の悩みや今考えていることなど、内面を知りたくないですか?

 

私は必ず、「新しい担任の先生への手紙」というものをやっています。

 

どんなものかというと、A41枚の手紙です。

 

内容は、

  • どんな人間か
  • 今の悩み
  • 生い立ち
  • 今考えていること(将来のことなど)
  • 今年頑張りたいこと、目標
  • 好きなこと、はまっていること
  • 先生に知っておいてもらうと安心すること(体のこと・心のことなど)

 

担任の先生しか読まないということを伝えてあげると、いろいろなことを教えてくれます。

 

ここにかつて、家族の悩みや体の悩みを書いてくれて、すごく助かったことがありました。

 

最後に

いかがでしたか。

 

年度始めは何かとバタバタしていますが、効率を求めつつ、生徒のことをいちばんに考えていきたいものです。

 

次回は授業開きのやり方などお話ししていきたいと思います。

 

春休みに準備しておくのがおすすめ!〜新年度クラスの学級開き〜

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