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春休みに準備しておくのがおすすめ!〜新年度クラスの学級開き〜

無事に修了式を終えたのも束の間。新年度に向けたクラス編成や年度末の事務処理に終われ、とても忙しい春休み。休む間もなく4月になって、始業式がはじまるなんてこともよくあります。

 

 

新米先生A
いつもバタバタと準備が不十分のまま、始業式が始まってしまう〜><

 

新米先生B
春休みに少しでも準備をしたいけれど、何をしたらいいのかわからない!

 

 

今回は、春休みの準備をしておくだけで、始業式の準備がぐんと楽になる、そんなお話をしていきたと思います。

クラスのイメージを考える

すばりそれは、先生自身が「どんなクラスにしたいのか。」を考えることだと思います。そのクラスのメンバーによって、その生徒たちの発達段階に応じて、「どんなクラスにしたいか。できるのか。」というのは、多少は変わってくるものだと思います。

 

しかし、その先生の「こんなクラスにしたい。」という理想のクラス像は毎年変わるものではないと思います。

 

 

  • どんなクラスにしたいのか(例:お互いを思いやるクラス? 自分たちで考え、行動できるクラス?)→軸を1つだけ決める。
  • そのためには先生自身がクラスの中で何を大切にするのか(例:思いやり?自ら考え、行動する力?)
  • どんなことは許さないのか、絶対やったら許さないこと(例:いじめ?、命や身に危険がある行為?、3回同じ行為を繰り返すこと?)

 

 

学級びらきの際に、先生のクラスへの思いを伝えられると、子どもたちはとても安心すると思います。

 

 

この先生となら、楽しめそう、頑張っていけそう、挑戦していけそうと思わせられるように!

 

 

学級通信を書いてみよう

学級通信に関しては、以前の記事にも書きました。学級びらきの際には、ぜひ学級通信を配ることをお勧めします。

中学校の学級経営のコツ 〜学級通信の書き方〜

 

長くなくて構わないし、イラストがたくさん入っていてもいいと思います。(むしろその方が子ども受けはよい。)昨年も一緒に過ごしてきた生徒たちであっても、関わりがあまりなかったり、そもそも名前を覚えられていなかった!なんてこともあります。

先生の自己紹介を含めたA41枚程度の学級通信を是非配りましょう♪

 

新学期の学級通信にかくとよいおすすめの内容
  1. 先生の自己紹介
  2. 「こんなクラスにしようね!」メッセージ
  3. 先生が大切にしたいこと
  4. 保護者の方への挨拶文

 

先生の自己紹介文はできるだけ、詳しく書いてあると子どもたちは喜びます。

 

誕生日や好きな食べ物、嫌いな食べ物、愛読書、趣味、好きな芸能人、映画、好きな教科、嫌いな教科…..

 

「先生も人間なんだな〜」、「先生でも嫌いなものあるの?」、「先生なのに意外〜」って思わせたもん勝ちだと思ってます。

 

 

生徒の心を開くのには、まず先生から自己開示していこう!

教室環境を整えよう

教室は生徒が1日中過ごす場所です。教室が整っていないと、生徒の心も乱れていきます。

教室の掲示物の貼り方や生徒のロッカーの使い方のルールなどを整えておきましょう。

 

  • ユニバーサルデザインの観点から、教室の前方(特に黒板の周辺)には何も掲示しない。(掲示物があると授業に集中できなくなる生徒もいるため)
  • 学級通信や行事予定表、給食便り、献立表、当番表の配置を決める。見出しを作るとよいかも。
  • 掲示物は、先生発信のもの、生徒発信のもの(生徒の作品や写真、行事のスローガン、クラス目標など)とでスペースを分ける。(例;教室横と教室後ろ)
  • ロッカーに番号シールを貼る。
  • 空いたロッカーにクラスで保管するもの(ファイルや教科書、ぞうきんなど)を入れておく←なくし物を減らすメリットもあります。

 

 

教室の整備が意外と時間がかかるものですが、春休みの時間のあるうちに、掲示物の配置やロッカーの点検、教室管理の物を決めておくなどしておくと新学期がかなりスムーズに始められます。

 

また、クラスの写真や生徒が自由に発信できるようなスペースが教室の中にあると、生徒たちは「この学級に所属してるんだなあ。」という気持ちを高めることができると思います。ちなみに、新学期に貼るべきアイテムは「生徒と先生のプロフィールカード」ですね!(言わずもがな、ですね。)

 

 

様々な生徒にとって居心地のよい整った教室を目指しましょう!

学級開きで使えるアイスブレイク

学級開きのあの緊張した雰囲気。私も苦手です、、、そんな時はアイスブレイクで生徒も先生も緊張をほぐしていきましょう!

 

おすすめのアイブレイクをいくつかご紹介します。

おすすめのアイスブレイク集

①グループ自己紹介   おすすめ度:★★★  人数:5〜6人

  • 自己紹介をする順番を決めます。
  • 1番の人は名前と好きな物をいいます。 例:パイナップルが好きな鈴木太郎です。  
  • 2番目の人は1番目の人のを聞いて、「例:パイナップルが好きな鈴木くんのとなりのゴリラが好きな山田花子です。」と自己紹介します。
  • 3番目の人はさらに、「パイナップルの好きな鈴木太郎くんの隣のゴリラが好きな山田花子さんの隣の佐藤次郎です。」と自己紹介します。
  • 最後の人は、今まで聞いた自己紹介をすべていい、最後に自己紹介をします。

言い切ったら、班員全員に手を挙げさせて「○班終わりました!」と報告させるとよいでしょう。これはかなりおすすめです。そしてとても難しいので、忘れてしまったら、周りの人が手助けするのもOKです。(ただし、忘れられた相手が自分の名前や好きなものをいうのはなしです。)※班対抗にすると面白いです。

 

 ②バースデーチェーン   おすすめ度:★★★  人数:10人〜

  • 話してはいけません。ジェスチャーはありですが、数字を指で示すのはなしで、口パクもなしです。
  • 数字を背中に書いたりするのはOKにします。
  • 誕生日順に無言で並びます。
  • クラス全員でやるのもよいですが、列ごととかにして、対抗させるとさらに盛り上がります。

 

③ウソ・ホントゲーム    おすすめ度:★★☆  人数:5〜6人    用意するもの:紙とペンを人数分

  • 紙に自分の紹介文を5文書きます。(文章の数は発達段階や学年に応じて変えてみてください。)
  • そのうち1つだけウソの情報を混ぜておきます。
  • その嘘を見破った人が1ポイントもらえます。
  • 一番ウソを見破ることができた人が勝ちです。

 

保護者会でも使えたりしますので、是非おためしあれ〜

 

最後に

いかかでしたでしょうか。学級開きはそのあとの1年を左右するとも言えます。気合を入れて、準備をしたい物ですね。

中学校の教員ってやっぱりすごく忙しい!?~午後編~

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