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先生が夏休みにすべきこと〜唯一時間がある日々の後悔のない過ごし方〜

7月に入り、夏休み目前ですね。

 

忙しい先生A
成績も出さなきゃいけないし・・・非常に忙しい時期だな。
忙しい先生B
学期末のまとめをしっかりして、夏休みを迎えないと。

梅雨という時期も重なり、体調不良に悩まされるのは生徒だけでなく、先生も同じです。

 

成績処理に、学期末のまとめ、所見作業に、三者面談・・・・・

 

忙しい学校の中でも極めて忙しいのが学期末です。

 

この時期を乗り越えれば、夏休み、と思うとなんとか、踏ん張れそうですよね。

 

今日は、その「夏休みにやるべきこと、やるべきでないこと」について、お話ししていきたいと思います。

 

夏休みにやるべきこと①体と心を休める

 

OECD(経済協力開発機構)が世界の小中学校で働く先生たちの実態調査を行った。

 

中学校は世界48の国と地域、小学校は世界15の国と地域を対象に、 1週間あたりの教員の勤務時間を調査した。

 

その結果がこちら。

 

小学校の1週間の勤務時間(1日当たりの時間:土日は除く
1位 日本         54.4時間(10.88時間)
2位 イングランド     48.3時間(9.66時間)
3位 ベトナム       43.7時間 (8.74時間)
3位 オーストラリア    43.7時間  (8.74時間)
………………
最下位トルコ       31.7時間 (6.34時間)

 

中学校の1週間の勤務時間(1日当たりの時間:土日は除く
1位 日本         56.0時間(11.2時間)
2位 カザフスタン     48.8時間  (9.76時間)
3位 アルバータ(カナダ) 47.0時間   (9.4時間)
………………
最下位ジョージア     23.5時間 (4.7時間) 

 

ジョージアが羨ましい(笑)

 

それにしても、日本の先生は働きすぎですね。

 

授業やそれにかかる準備だけでなく、課外活動、部活動、事務作業の多さがこの結果なのでしょう。

 

早く、部活動の外部委託、業務効率化が進むことを願っています。

 

有給休暇の消化

先生方には、毎年20日与えられる有給休暇に加え、夏季休暇が5日与えられています。

 

この夏休み休暇を必ず、消化してください。

 

この休みも取得せず、部活動の指導に当たる先生もたくさんいらっしゃいます。

 

部活に熱心なのは讃えられるべきことですが、夏休みの5日は、ご自身の体を休める、家族との時間を大切にすることに当ててほしいです。

 

また、部活動にもスポーツ庁が定めた「部活動ガイドライン」があります。

 

詳しくはこちら☞部活動ガイドライン

 

生徒にも、家族と過ごしたり、友達と遊んだり、そういった時間も非常に大切なのです。

 

できれば、夏休み休暇だけでなく、有給休暇もたくさん消化してほしいです。

 

ちなみに、私は運動部顧問ではないので、8月は1ヶ月間まるっとお休みをいただいています(笑)

 

最高ですね!

 

・午前/午後どちらかはOFFにする ・お盆休みを作る or 連続した休みを作る

 

・家族と過ごす時間をもつ ・体と心を休める ・旅行に行く ・本を読んでみる ・趣味の没頭する

夏休みにやるべきこと②夏休み終了1週間前くらいからリハビリを始める

 

夏休みにゆったりとした生活し、余裕のある時間を過ごしていたかと思えば、あっという間に2学期を迎えてしまいます。

 

子どものころに、夏休みの終わりがすごく憂鬱で、泣きたくなる気持ちを思い出してきます(笑)

 

夏休みは、子どもの自殺がとても多いのは、この憂鬱な気持ちから来ていると思います。

 

それは、先生も同じですよね。

 

夏休み目一杯休むのも大切なことですが、私は夏休み終了1週間前からのリハビリをおすすめします。

 

教室の清掃

私は、夏休み中に教室の掃除をします。

 

教室の中を掃除機をかけたり、黒板を綺麗にしたり、掲示物の修繕を行います。

 

2学期に気持ちよく、生徒が学べる環境を整えます。

 

1ヶ月分の教材を準備する

2学期が始まって、慌ただしい日常が始まることは目に見ていますよね。

 

少しでも余裕をもって、毎日少しでも早く帰れるように、教材の準備、印刷をしておきます。

 

どんな風に授業を進めていくのか、板書計画やワークシートの作成を行います。

 

夏休みなら、職員室も静かですし、効率よく仕事を進められそうです。

 

テストを作成しておく

多くの学校で、2学期が始まると、1ヶ月後くらいに定期テストの時期がやってくると思います。

 

毎年、「夏休みの間にテストを作っておこう。」と思うのですが、実現せずにここまできてしまいましたが。

 

今年こそは、テストを作成しようと思います。

 

・授業計画が立てやすい   ・テストを意識した授業をすることができる   ・気持ちの余裕がある

バタバタとテストを作るよりも余裕があるので、作成ミスなどを防ぐこともできます。

 

何より、2学期が始まってから、気持ちの余裕があるというのが最大のメリットですよね。

 

机上整理をする

学校ってプリント類がとても多いですよね。

 

どんどん必要なものを処理して、処分していかないと、あっという間に書類の山です。

 

ワーカホリック・仕事中毒のイラスト(女性)

こんな風になっている先生の机がたくさんありますよね(笑)

 

普段の生活でこまめにきれいにしておくことが最も大切です。

 

しかし、私はそれができないので、長期休暇の際に時間をかけて、整理しています。

 

一気に頑張りすぎない

リハビリ期間なので、朝から晩まで働くことはしません。

 

夏休みが明ければ、朝から晩まで働くことは目に見えています。

 

この期間は、「仕事をしに通勤すること」、「毎日決まった時間に起きること」、これが大切なのです。

 

できれば、午前中だけ仕事をして、午後には休暇を取り、帰りましょう。

 

最後に

いかがでしたか。

 

夏休みがあるから、教員を続けていられるという人も多いのではないのでしょうか。

 

心も体もリフレッシュし、2学期を余裕をもって迎えられる準備もできたら、満点です。

 

素敵な夏休みまで、あと一歩踏ん張りましょう。

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