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学級経営のコツ

忙しい4月も半ばを過ぎ、ゴールデンウィークも目前に迫り、あと少し踏ん張れそうな気がする今日この頃。

 

毎日、業務に追われる日々ですが、少しでも早く帰れていますでしょうか。

 

「定時で帰りたい」と定時退勤を目標にしていますが、気を抜くと19時前後になってしまいます。

 

部活がない日だけでも1分も残業せずに帰るというのを目標にしていきたいです。

 

さて、教員として、1番精神的にダメージを受けるものはやはり、「学級経営がうまくいかないこと」ではありませんか。

 

学級がうまくいかないと、早く帰れる日も帰れない。

 

家に帰っても仕事のことを考えてしまう。

 

そういう先生の力に少しでもなるように…

 

若い、ベテラン、男性、女性、学校の様子によらずに明日からでも学校で使える技をご紹介していきたいと思います。

 

「信頼できる」or「尊敬できる」or「大好き」な先生を目指そう。

 

教員という仕事柄、「叱る」ということを避けて通ることはできませんよね。

 

最近、「叱る」ことが苦手な先生が増えていると聞きますが、子どもたちはやはりきちんと叱ってくれる先生を求めていると思います。

 

叱るとは・・・

  • 怒鳴ったり、力で押さえつけない。
  • 一方的に話すのではなく、生徒の思いを聞く。
  • 「なぜそれがだめだったのか」、「どうしたらよかったのか」、「今後どうしていくのか」を一緒に考え、教え、諭すこと。

以前、同僚のクラスのが荒れかけたことがありました。

 

そのときに、生徒が「ちゃんと叱ってほしかった。」と言ったのです。

 

そこに生徒の心理が現れていると心から感じました。

 

では、「叱られた」ときに、「信頼も尊敬もしてないし、嫌い」な先生に叱られたら、子どもは素直に聞くことができるでしょうか。

 

もちろん、「NO」ですよね。

 

だって、大人だってそうですもの。

 

そう、「信頼できる。」、「尊敬できる。」、「大好き。」な先生になること。

 

これが大切です。

 

生徒に媚び諂うことではなく、です。

 

じゃあどうしたらいいのでしょうか。

 

私はこんなことを意識しています。

  • 下手でもいい、失敗をたくさんしてもいい、一生懸命良い授業をしようとすること。
  • 生徒の話をたくさん聞くこと。
  • 生徒と一緒にたくさんの時間を過ごすこと。
  • どんな小さなことでも「それいいね。」、「素敵だね。」と生徒を認める言葉をかけること。
  • どんな生徒にも平等に接すること。

 

私がずっと大切にしている言葉が2つあります。

 

ひとつは初めて卒業させた教え子がくれた言葉。

  • 初めは若い先生だから授業も不安だったけど、先生はいつもどうやったら分かりやすくなるか、授業を工夫してくれていたし、すごく一生懸命で、そんな不安はなくなりました。その姿を尊敬しているし、これからもそのままの先生でいてほしいです。

これをみたとき、「ちゃんと伝わってるんだな。」ってすごく救われた気持ちでした。

 

また、「これからもちゃんと一生懸命授業をしていかないといけないな。」と襟を正される思いでした。

 

今、授業がうまくいかなくて悩んでいる先生、大丈夫です。

 

一生懸命さがそこにあれば、生徒はついてくるのです。

 

ふたつめは、初任の時お世話になった大好きな先生が言っていた言葉。

  • 生徒は優しく、自分を認めてくれる先生が好き。たくさん話を聞いてくれる先生が好きなんだよ。子どもはやっぱり自分を認めてほしいと思ってるからね

 

この言葉を聞いた時、すごく納得した覚えがあり、それ以来ずっと大切にしています。

 

業務量も多く、生徒とずっと一緒にいるというのも難しいですが、休み時間や少し余裕のあるときでいいんです。

 

生徒の話を聞いて、認めてあげましょう。

 

生徒に尊敬できる、信頼できる、大好きと思わせられるような武器を見つけよう!

 

朝の会、帰りの会などの規律を大切にする

 

  • 静かにしなさいとよく注意する人ほど、「静かな状態」なときに価値付けができていない。静かに待っている人への感謝を示す。

 

これは最近、ある先生が言っていて、「なるほどな〜」と思った言葉です。

 

そして、私自身ハッとさせらました。

 

朝の会はまだしも、帰りの会はおしゃべりが多くなりがちですよね。

 

「静かにしなさい。」と口うるさく言われるよりも、静かにできたときに「静かに聞いてくれてありがとう。そのおかげで、スムーズに進められることができ、みんなの時間が大切にできます。」と言われる方が、生徒が「静かにすること」に価値を見つけられます。

 

これは、授業にも応用できることです。

 

保護者には自分から声をかける

 

初任者のころ、研修で

保護者は1日を自分よりも長く、一緒に過ごす担任がどんな人かすごく気にしている

と言われたことがあります。

 

特に、母親は、若い女性の担任を「嫌う」傾向があるとも聞いたことがあります。

 

たしかに私も3年目までは、嫌味や力不足を匂わせるような発言を受けたことがあります。

 

考え過ぎてしまい、「自分なんて・・・」と責め、気持ちが塞いでしまったこともあります。

 

だからといって、その保護者をあからさまに避けることはできないし、もしかしたら3年間付き合うことになるかもしれない。

 

そこで、関係をうまく築くために、「とにかく自分から話しかける」ということを実践しました。

 

役員会や授業参観、行事、保護者会など、三者面談以外でも、保護者と会う機会が意外と多いんです。

 

そういうときに、苦手な保護者は特に、「こんにちは〜。最近、〇〇さんはこんな感じで学校で頑張っていますよ〜」など、一言声をかけます。

 

そうすると、少しずつこちらに向いてくれるようになるのです。

 

保護者は機嫌をとってあげるお客さんじゃない、一緒に子どものことを考える仲間。

最後に

いかがでしたでしょうか。

 

すぐに使えるものもあると思うので、参考にしてみてください。

 

中学校の学級経営で気をつけていること〜生徒との関わり方その弐〜

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