4月の忙しさといったら、本当に辛いものがあります。
大人も子どもも「新しい学校」、「新しい場所」、「新しいクラス」で緊張していますね。
2020年度に新規採用となった先生方は、4月の本来の忙しさを知らずに、今を過ごしていることで、不安に感じているかもしれません。
今回は、
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これらを中心にお話ししていきたいと思います。
それでは始めていきましょう♪
委員会の決め方
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各学校には、様々な魅力的な委員会があると思います。
私の学校では、委員会活動がとても盛んで、教員に頼ることなく、委員の子が積極的に活躍しています。
皆さんの学校にはどのような委員会があるでしょうか。
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私が経験してきた学校にはこれらの委員会がありました。
それでは、どのように委員決めを行っていったらよいのでしょうか。
私は、委員決めを行う前の下準備として、「委員会調査」を行います。
委員会調査とは
クラスの子一人一人に希望する委員会と学級委員に誰を推薦するかを調査します。 目的:希望者がいない委員会を把握するため。 前もって、その委員に向いてそうな子に声をかけておくため。 クラスが学級委員を誰に任せようとしているのかを把握するため。 |
いざ、委員会決めを行う際に、「誰も立候補する生徒がいない。」となってしまうと、時間がかかってしまいます。
それだけでなく、なんとなくクラスが「誰かやれよ!」という押しつけ合いのような嫌な雰囲気になってしまうことがあるのです。
その対策としても、この「委員会調査」は効果的です。
委員会の名前一覧とやってみたい委員会に○、誰もいなかったらやってみてもいい委員会に△をつける仕組みです。
学級委員は、先生が信頼できると思う生徒を選ぶことも大切ですが、仲間からの信頼があるかどうかも見極めが必要なので、委員会調査に推薦する生徒を書いてもらう欄も作っています。
希望する委員会がかぶった場合は、選挙にしています。
ただの人気投票ではないので、「その委員会に対する意気込み」を述べてもらいます。
学級の係の決め方
委員会はクラス全員が属するものではありません。
私は、1人1役割(どの生徒も委員会もしくは係に最低1つは属する)でクラスを運営しています。
クラスで「ここが僕・私の居場所」と感じさせることができるは、居心地がいいのはもちろん、「クラスの仲間の役に立っている。」と実感できるからだと思うからです。
基本的に係は、
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が機能していれば、クラスは回っていくと思います。
先生が「こんな係があればいいな。」と思われるものを追加していっても良いと思います。
係は基本的に2人ずつにしていますが、委員会のように学校規模ではなく、クラス内のことなので、人数はアバウトでOKだと思います。
班編成について
現在は、給食を班の形で食べることができません。(新型コロナウイルス感染症予防のため)
以前のように班で給食を食べられる日が戻ってくることを期待しつつ、班編成のコツをお話ししていきます。
班はだいたいが6班あると思います。
この班を基準に、ルーレットのような当番表が回っていきます。
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イメージは下の通りです。
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この当番表は月曜日に回し、1週間で交代です。
それ以外にも班の中で
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など一人一人に役割を与えています。
特に、今の授業では、ホワイトボードを使って話合いをするといった活動を取り入れているので、こういった役割を与えるのはおすすめです。
班長は基本的に「推薦」で決めますが、年度当初に限り、立候補制でも良いかと思います。
クラスメイトも「班長を任せられるか」は一緒に生活しているうちに気づいていくと思います。
クラスルールについて
クラスルールとは、担任の先生が「こんなクラスにしたい!」という願いだと思っています。
教員になりたての頃に、隣のクラスのベテランの先生が、クラスルールなるものを掲示していたのをきっかけに作り始めました。
何個あっても良いと思いますが、個人的にはわかりやすいものを5個以内(できれば少ない方がいい)と思っています。
例えば、
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などです。
学校の教育目標とも絡めながら、「こんな生徒に育ってほしい。」という先生の願いを込めて提示してみて下さい。
最後に
いかかでしたでしょうか。
クラスの委員や係が適材適所で決まっていくと、クラスもスムーズに運営することができます。
そして何よりも先生方の仕事が軽減すると思います。
ぜひこの記事を参考になさってください。