中学校の英語の授業で一番難しいのは、文法事項の導入ではないでしょうか。
どのように導入するかによって、そのあとの授業の
特に公立学校では、様々なタイプの生徒が通っています。
では、どのような導入がわかりやすい導入なのかということを、お話ししていきたい思います。
わかりやすい導入例①過去形
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過去形がわかるようになると、一気に表現できる幅が広がりますよね。
結構ワクワクする単元なので、個人的に好きです。
中学1年生の最後〜2年生の初めにかけて学習する学校が多いのではないでしょうか。
ここのポイントは、大きく分けて4つのルールとしてしっかりと定着させるところにあります。
ただ、導入では、話が複雑になってしまうので、ただ単にedをつければよい動詞で話をするのがベターです。
さて、導入ですが、とても手軽で身近な方法はこちらです。
過去形の導入例
①先生の写真を一枚用意します。(可能なら他の先生も、不可能ならキャラクターが何かをしているイラストでもOK)
②(写真を黒板に貼り)T:Teacher S:Student T:Look at this picture. Who is this? S1:○○先生! T:That’ s right. This is me. It was yesterday. What did he/she do? (できる生徒が多く入れば) S1:She cook(ed) Takoyaki!!!! S2:たこ焼き作ってる〜 T:You are great!!!! How do you say “たこやきつくる” in English? S1:She cook Takoyaki! S2:え?sつけるんじゃないの? T:〇〇さん、どこにSつけるかな? S2:cookのあと! T:Good! Okay, I said it was yesterday. 昨日のことだといったけれど、cooksだと「作ります」だよね。「作った」にするのはどうしたらいいかな? S3:edつけるー!!!(という反応がある時もあればない時もあります。) T:Perfect! 日本語でも過去形にする時に動詞の語尾を変えると一緒で英語も動詞を変えていくよ!じゃあ、ルールの説明をしていこう! |
こんな感じです。
あくまで、生徒との対話を通して、気づきを与えます。
準備も写真一枚だけなのでお手軽です。
わかりやすい導入②存在の文:there is ,there are
これは中学校2年生の中頃に出てくる文法事項ですね。
there is ~,there are~は、「〜があります。」という単純な表現なので、導入もとても短調になってしまいがちです。
なかなか、おもしろい導入を考えつかなかったのですが、ある日「これだ!!」というアイディアが閃きました(笑)
存在の文、there is~,there are~の導入例
①誰にでもわかるレシピを用意します。(例:カレー、餃子、ハンバーグ、オムライスなど)
②材料のイラストを一枚ずつ用意します。(カラーだと尚良いでしょう。イラストの下に、英語名を書いておきます。) ③(今回の例は、カレーでご紹介します。) T:(一枚ずるイラストを黒板に貼っていきます。)Okay,look at these pictures. There is a garlic. T:Next, there are two potatoes. And, there is a onion and a carrot. There are lots of meat. So,What can we cook? S1:肉じゃが? S2:肉じゃがにニンニクいれなくない? T:It’sspicy. S3:Curry!!! T:Great!! Collect answer! T:先ほど説明する時に、私なんと言ったか覚えてる? S3:There is~??? T:そうそう!!! どんな意味かな? S4:ある?みたいな?感じかなあ。 T:Nice! そうです。存在を表す文なんですよね!!じゃあ、詳しく説明していくよ! |
この後に、ペアで、もう2種類メニューを用意して、交互に文を読み、書き取り、相手の言った材料で何が作れるのかを当てるゲームをするとさらに盛り上がり楽しかったです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今後も文法単元を2つずつくらい、こうして発信していけたらなと思います。
参考になると嬉しいです。