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学校再開後の英語の授業のアイディア

私たちの生活は、大きく変わりました。

 

誰もが正体の見えない「新型コロナウイルス(COVID-19)」に対する対応策に追われています。

 

学校現場でも、かつての学校生活は取り戻すまでにはかなり時間がかかりそうです。

 

今回は、私もここ数日頭を悩ませている「学校再開後の授業アイディア」について、お話ししていきたと思います。

 

では、さっそくいきましょう♪

 

新学習指導要領の目指す授業とは・・・

小学校では、この2020年度から、中学校では2021年度から、新学習指導要領が実施されることになっています。

 

AIやロボット、ビックデータなど、私たちの見えないところで、時代は驚くべきスピードで変わっています。

 

そして新学習指導要領は10年間、学校現場で実施されることになります。

 

2030年の時代がどんな時代になっているか。

 

そして、まさか小学校で実施されようとしているこの2020年に新型コロナウイルスによって、3ヶ月間の休校になっているとは、誰しもが予想できなかったことでしょう。

 

2030年以降も、この変化のめまぐるしい、先の見通せない、予測不可能な時代を生き抜くことになる子どもたち。

 

新学習指導要領の内容を決めた中央教育審議会の人々も、頭を悩ませたことでしょう。

 

しかし、以下の二つの視点を教育の指針とするよう、示されました。

  • 将来の予測が難しい社会の中でも未来を作り出していくために必要な資質・能力を確実に育む教育
  • 未知の社会を生き抜く力を育む教育

 

まさにこの「新型コロナウイルス」こそが未知の社会ですね。

 

これらの教育の指針は具体的にはどういうことなのでしょうか?

 

それは、まさにみなさんがよく聞くこの言葉だと思います。

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)

こう言われてもなんとなくはわかりますが、具体的にはどいうことなのでしょうか。

 

①主体的な学び

  • 学ぶことに、興味・関心をもつ
  • 自分のキャリア形成も考えながら、見通しをもって粘り強く学習に取り組む
  • 学習のつながりを意識する

②対話的な学び

  • 生徒同士の交流をする
  • 教職員や地域の方との対話をする
  • 先哲の考えに学ぶ
  • それらのやりとりを通して、気づき、自分自身の考えを深める

 

③深い学び

  • 生徒自身が問題や解決策発見する
  • その発見が自分自身んが発見したことにより、感動的である
  • 大切なことや重要なことに気づく学び

 

これらの軸が、新しい教育の軸となっていくことができれば、「子どもたちが未知の社会を生き抜いていくことができる」ということなのだと思います。

 

教員には、これらの学びのきっかけとなる授業を作っていくことが求められるのです。

 

学校に求められるコロナ対策

文部科学省からは、学校が再開しても「3密」を避けるようにとの通知がきています。

 

1クラスの40人近くいる教室の3密を避けるとは、もはや不可能な気がします。

 

  • 分散登校(1クラスを2つか3つに分ける)
  • 座席の工夫が必要(少なくとも座席1つ分は開ける)
  • マスクは必須
  • 歌ったり、身体接触のある活動は不可
  • 対面する活動は不可(よって給食は全員前をむいて、最低限の会話に止める)

 

あんなに楽しかった給食の時間が、こんなにも殺風景でつまらないものになってしまうなんて絶望的です。

 

また、対話的な学びのために必須である

  • グループ学習
  • 教え合い活動
  • ペアワーク
  • 話し合い

これらの活動ができないとなるとどのように、「対話的な学び」を進めて行ったら良いのでしょうか。

 

特に、英語の授業では、

  • 音読のペアワーク
  • 英語の曲を歌う活動
  • インタビューゲーム
  • グループワーク

これらが必須ですよね。

 

それでも、感染リスクを減らすため、生徒のこういった活動が禁止されるとしたら、新たな授業の形を作っていかなけらばならないのかもしれません。

 

今までとは全く異なる授業の形を考えていかなければならない。

コロナと共存した英語の授業

これからの英語の授業は、「先生が話すこと」が中心の授業になっていくと思います。

 

しかし、なんの工夫もしなければ、「主体的で対話的な深い学び」を実現することができなくなってしまいます。

 

そして、今まで積み上げてきた先生のちから・生徒のちからが全く活かされないのもとても悲しいです。

 

そこで、私は、今までやってきたものは大きくは崩さず、できるだけ活かすことを提案します。

 

①歌う活動

  • 歌う活動はリスニングの時間にする。
  • 単語の穴埋めから、歌を聴き慣れてきたら、文の聞き取り(ディクテーション)にする。
  • 歌は家で歌う。
  • 録音して、教室で流しながらコンテストする。

 

②ペアワーク

  • 距離を離す。
  • 広い教室で行う。
  • 背中合わせ。
  • 1組ずつ前で距離をとって発表をする。

 

③音読

  • 音読練習は家での課題にする。
  • 音読チェックを保護者にお願いする。
  • ICTを活用し、タブレットの録音機能でチェック。

 

④クイズやゲーム

  • 個人で楽しめるクイズやパズルを準備する。
  • 生徒自身にクイズやパズルを作らせる。
  • それをみんなで解く。

 

⑤その他

  • 英語の絵本の読みかせをする。
  • 英語で映画を見る。
  • ICTを活用して、生徒対先生の時間を取れるようにする。

 

最後に

いかかでしたでしょうか。

 

私もまだ模索中のところがたくさんあります。

 

やってみなきゃわからないし、やっている中で試行錯誤していくものだと思います。

 

これからは、生徒がうちに秘めている考えや思いを、いかに引き出すかということが問われているのかなと思います。

 

この未知の時代も、知恵を出し合い、工夫をして、乗り切っていきたいです。

 

たくさんの先生と意見を交換したいです。

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