2020年度の新年度の始まりは、異例の年度始めとなりました。
世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスの影響で、年度末の2月から学校は休校が続いています。
多くの制限がある中で、卒業式、入学式が行われました。
中には5月の再開をまって、入学式が先延ばしにされた自治体・学校もあります。
教員歴の長い先生たちが口々に「過去には一度もこんなことなかった。」というこの事態。
来年度には、学校、日本、世界に日常が戻ってくることを心から祈る毎日です。
さて、教員になったばかりの先生方は、学校の様子を知らない上にこの異例の事態。
そんな声が各地から聞こえてきそうです。
本来なら、大忙しの4月の日々(2020年は学校再開後)を乗り切っていくための秘訣をお話ししていきたいと思います。
担任をもっている場合:学級のことが第一優先!
特に初任者の先生には、まず学級のことを考えてほしいと思います。
初めてのことでわからないことだらけです。
周りの先生の恵まれていることを願いますが、残念ながらそうでない場合もあります。
担任として、新学期に生徒を迎えるまでにやることをまとめました。
学級経営年度始めやることリスト(新学期まで)
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初任者で担任を任される場合だと、中学1年生を任されることが多いと思います。
その場合、
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上記のことも加えて行う必要があります。
とにかく、学級のことが最優先です。
新学期に初めて登校してきた子どもたちが気持ちよく新学期を迎えられるようにしましょう。
副担任の場合:担任の先生のサポート
副担任の先生がすごく気の利く方だと本当に学年がスムーズに動くんです。
「何か手伝うことありますか?」というこの声かけが本当に心強い・・・
副担任として年度始めのやることリスト
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教員になって初めて副担任になった場合は、他の副担任の先生と一緒に仕事を進めていくと心強いと思います。
黄金の3日間
無事に始業式、入学式を終えたら、いよいよ学校生活が本格的にスタートしますね。
私が教員になったばかりの頃、この時期を「黄金の3日間」と呼ぶことを知りました。
それは、先生も生徒もやる気に満ち溢れている時期であり、学級の基礎を作っていく時期だからです。
ここでは、私がこの黄金の3日間で大切にしていることをお話ししていきます。
①教員の自己開示と人間関係の土台作り
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②学級の組織作り
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委員会は立候補が多い場合があるので、その時には意欲や熱意をアピールしてもらい、そのスピーチの結果、「自分が任せたい」と思う人に投票させます。
ただの人気投票にならないように、注意が必要です。
③学級目標決め
学級目標決めに関しては、詳しくまとめたのでこちらをご覧ください。
④クラスのルール作り
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例えば、「授業と休み時間のけじめをつけよう。」というルールを作ったとしましょう。
このルールが年度はじめに存在することで、ルールについてその存在意義を確認することができます。
そして、褒める指導というのが行えるようになります。
もし、ルールがなければ、ただ単に「叱るだけ」の指導になってしまうのです。
年度はじめに指針を示すことで、その後の学級経営がとても楽になります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
年度始めは、掲示物の作成や教室の整備に気を取られがちですが、生徒の係も決まれば、生徒と一緒に教室作りをしていくこともできます。
そのあたりに関しては、心配しなくても大丈夫ですよ!