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中学校教員担任の時短業務術その2

前回投稿した時短術ですが、多くの先生に見ていただいたようで、とても嬉しいです。

 

今回は前回の続きとして、その2をお届けします♪

 

全国の先生方が1分1秒でも早く家に帰れることを願って・・・

 

ローテーション道徳の導入

 

「ローテーション道徳」という言葉を聞いたことがある先生も多いと思います。

 

ざっくりいうと、その学年団それぞれの先生が十八番の題材で各クラスで授業を行うというものです。

 

では、詳しく説明していきましょう。

 

各先生の持ちネタ教材一覧

先生名 先生の得意な十八番道徳教材
A先生 「二通の手紙」
B先生 「償い」
C先生 「カーテンの向こう」
D先生 「伝えたいことがある」

 

ローテーション表

1組 2組 3組 4組
1週目 A先生「二通の手紙」 B先生「償い」 C先生「カーテンの向こう」 D先生「伝えたいことがある」
2週目 B先生「償い」 C先生「カーテンの向こう」 D先生「伝えたいことがある」 A先生「二通の手紙」
3週目 C先生「カーテンの向こう」 D先生「伝えたいことがある」 A先生「二通の手紙」 B先生「償い」
4週目 D先生「伝えたいことがある」 A先生「二通の手紙」 B先生「償い」 C先生「カーテンの向こう」

 

ローテーション道徳のメリットとデメリット

メリット デメリット
  • 専門教科など、得意分野を活かして授業を展開できる。
  • 何度も同じ授業を行うため、指導力向上に繋がる。
  • 生徒の学習状況や道徳性に係る成長の様子を複数の教師の目で見取り、多面的・多角 的に把握することができるので、評価に信憑性が出る。
  • 共通教材で行うため、場面絵や短冊等を分担・協力して準備し、導入の工夫や発問の 工夫や仕方等を話題に出しやすくなるため、教師の不安や負担軽減につながる。
  • 年間指導計画通りに指導行うことが難しい。
  • 担任以外が行う授業であるため、担任が行う学級経営にフィードバックしにくい。
  • 道徳の授業に抵抗のある先生を巻き込むのに一苦労する。

 

 

私は、様々な研修で、ローテーション道徳のメリットを感じています。

 

実際に、この試みを実践しようとローテーション表まで作りました。。。。

 

しかし、賛同を得ることが難しく、実現には至っておりません。

 

やはり、学年ごとにこのような試みをするのではなく、校長から宣言してもらい、学校統一でやるのが良いのかなと思います。

 

メリットはたくさんあるので、賛同が得られるのであれば、すぐにやるべきです!! 私も来年こそは!!やります。

道徳に活かせる小ワザ

現在、GIGAスクール構想が勧められています。

 

道徳の授業でもICTの活用が求められていますよね。

 

これからは、生徒にはノート一冊と教科書のみで、導入から挿絵、動画、発問までを全てパワーポイントで行うことがとても効果的です。

 

私の学校ではすでに教室へのモニター完備が終わっています。

 

1人一台のタブレット端末の貸与までには至っていませんが、モニターがあるだけで断然違います。

 

パワーポイントで準備をしておけば、教材の印刷の手間が省け、保存も楽々です。

 

ぜひお試しあれ!

 

提出物とテストの採点の工夫

 

みなさんは提出物の締め切りをどのように設定していますか?

 

以前
  • ワークもノートもテストの日当日
  • ノートはテストの日当日
  • ワークはテストの1週間後

 

今は提出物の提出日を分散させています。

 

同日に集めていたときは早くチェックしなきゃいけないという焦りと結局2、3日ためてしまうというデメリットだらけでした。

 

分散することによって、以下のメリットがあります。

 

余裕をもって提出物をチェックできる。生徒にとってもメリットが大きい。

提出日より前に出してもOK、その分評価してあげる

やる気のある生徒が提出日よりも早くに提出物を出してくることありませんか?

 

提出日に担当クラス分全部点検するのは相当な労力がいるので、早く出してくれるととても助かるというのが本音ですよね(笑)

 

私はそれを逆に利用して、生徒には「頑張っている人はその分評価する。」と伝え、そのようなやり方をしています。

 

やり方

評価の方法
  • 提出日に出せれば合格点。
  • 早めに出した場合、そのやる気を評価し、加点する。

 

シンプルでわかりやすいですよね。

 

この取り組みのよって、事前にノートを出してくれる生徒が3〜4割いるので、当日とても助かっています。

 

ただ、この取り組みをするには、余裕をもってテスト範囲を終わらせてあげることが大前提です。

 

採点の工夫

テストの採点はどのようにしていますか?

 

私もいろいろな先生のやり方からこのやり方を聞くまでは、1枚1枚最初から最後まで丸つけしていました。

 

しかし、これは非効率だと気づいたのです。

 

効率的なやり方をご紹介します。

 

テスト採点のコツ

  • 大問ごとに採点する。
  • 点数ごとに採点のペンの色を変える。
  • マークシート方式にし、解答をくり抜いたものを生徒の解答用紙に重ね、ひと目見ただけで採点できるようにする。

 

このやり方だと、1クラスあたり30分くらい早く採点が終わりました。

 

ぜひやってみてください。

 

最後に

今日も様々な時短テクニックについてお話ししました。

 

いかがでしたでしょうか。

 

ぜひ実践されてみてください!

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