さて、異例の長期にわたる休校期間をへて、子どもたちが学校に戻ってきました。
「三密」がそろっていることや「消毒作業」、「土曜授業」など、不安や負担がありますよね。
しかし、「教室でクラスメイトと学べること」を嬉しく感じている生徒の様子をみると、少しほっとします。
クラスが始動してから約1ヶ月。
クラスの状況も様々だと思います。
私の学校も各クラス、カラーが出始めているように思います。
今回は、先生になりたてのみなさん、クラス運営にお困りの先生へ役立つ情報を発信していきたいと思います。
クラスのカラーは担任のカラー?
クラス分けの際に、教員があれこれ試行錯誤して、クラス分けをしたとしても、どのクラスも「同じカラー」にはなりません。
明るいクラス、素直なクラス、大人しいクラス、ヤンチャなクラス、暗めなクラス・・・
教員が把握し切れていない「生徒同士の人間関係」、担任の先生と生徒の相性、男子と女子の相性。
様々な要因が組み合わさって、クラスの雰囲気ができるとだと思います。
初任者や先生になりたての先生に多いのは、
クラスが始まった頃の雰囲気は、先生のせいではありません。
しかし、この良くない雰囲気をどう変えていくのか、は先生にかかっていると思います。
どう頑張っても、「大人しいクラスが盛り上がるクラス」になるのは難しいかもしれない。
でも、「盛り上がれるような工夫」を先生がすることをやめてはいけない。
ましてや、「頑張っている子が損をするクラス」の状況を放っておいてはいけない。
そう思います。
では、果たしてどうしたらよいのでしょうか。
クラスで問題が起こったら、生徒と真剣に向き合おう。
こういった問題をないがしろに、「見て見ぬふり」をしてしまうと、生徒は先生のことを信用しなくなります。
中学生ともなれば、「大人の視線」を盗んで、陰でコソコソしたり、担任の先生の見ていないところでこういったことをしたりするようになります。
こういった問題の早期発見のために
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日常の中で、これらを意識すると、上記のような問題を発見することができます。
問題を発見したら、道徳、学活、総合の時間に「クラスを考える」時間をとります。
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これに加えて、担任の先生が「絶対に許さない線引き」を作ることが大切だと感じます。
私は、
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これらを「許さない線引きライン」としています。
これは、「学級開き」に宣言し、もしそれに該当することがあった時には徹底的に指導をします。
クラスの雰囲気だけではわからないこともありますので、「班長会」の定期開催をお勧めします。
5〜6人の生活班で、班長を選びます。(クラスの信頼を集めている人=クラスの仲間に選んでもらいます)
班長会(=学級委員、先生、各班の班長)
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班長会は結構お勧めです。リーダー同士の連携も図れるし、先生と生徒の情報共有、協力体制も整います。
ヤンチャな男子よりもめんどくさいのは女子。
どこのクラスにもいるヤンチャな男子。
基本的には、ダメなことはダメと叱り、褒めるとこはとことん褒めて伸ばす作戦で大抵の場合うまくいきます。
そして、たまに一緒にふざけて遊んであげると、なおよいです。
しかし、敵に回すと面倒くさいのは、「女子」。
そう、女は何歳だってめんどくさいんです。
この女子たちの扱いを間違えると、クラス経営がうまく行かなくなります。
私は、
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「先生に何をいっても仕方ない。」とか、「自分たちの現場に対して何もしてくれない。」と思うと、生徒は不信感をもちます。
筋の通った指導を心がけ、コミュニケーションは密にとると、女子たちも信頼して、先生についてきてくれると思います。
最後に
色々と書きましたが、初任から色々悩み、考えた結果、このやり方に行き着きました。
もっと良い方法があるかもしれませんが、私のやり方です。
困っている先生に届くといいな、と思います。