ゴールデンウィークが始まり、なかなか遠出ができないとはいえ、嬉しいですね。
先日、職場で同僚と話しましたが、本当に連休明けが怖いんです。
それに加えて、2020年は5月のこの時期も、新型コロナウイルス感染症予防のため、全国一斉臨時休業でした。
そのため、この5月の連休明けの憂鬱さを経験するのは、子どもたちも先生たちも2年ぶりなのです。
生徒も先生も、健康にこの5月を乗り切るためのコツをお伝えしていきます。
5月は忙しい?
学校現場には、暇な時期はなかなかありませんが、個人的に1番忙しいのは、年度始めと年度末だと思っています。
その忙しさに比べれば、5月は超多忙ということはないと思います。
しかし、5月には様々な大きな行事が組まれていることが多いのです。
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また、気候が一気に夏らしくなり、気温も急上昇することが多いこの時期は、いつも以上に体力が奪われがちです。
バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠をとるように心がけましょう。
5月に実践すべき学級経営術
4月末から、5月のはじめにかけて、新しいクラスに慣れ始めた本来の生徒の様子が見え始める時期だと言われています。
また、夏休み明けも同様ですが、連休を挟むことで、無気力になったり、不登校傾向が出始めたりしてきます。
5月の連休明けや夏休み明けには、「自殺」が多くなります。
何年も、何十回も連休を乗り越えている大人でさえ、かなり憂鬱な気分になるので、子どもならなおさらですよね。
こんな時期におすすめな学級経営に役立つことをお伝えしていきます。
スロースタート
連休明けは、お互いに本来のペースが戻っていない状態です。
この時期は、どんなに忙しくても、生徒とゆったり休憩する時間をもつことを意識しています。
例えば、授業で少し時間が余ったら、雑談をしたり、ストレッチをしたり、心の余裕を持つための時間をとるようにします。
また、提出物の締め切りも、少しゆったり設定するようにします。
生活リズムを整えること、時間を守ることを目標に
連休中に生活リズムが崩れたり、学校生活の中で時間にルーズになることが見受けられる時期です。
今は、スマートフォンやテレビゲーム、SNSの発達から、どうしてもそれらの影響を受けやすくなっています。
遅刻や寝不足の原因のほとんどがスマホ、ゲームにあります。
朝の会、帰りの会で、「生活リズムを見直し、整えよう」という声かけをします。
また、「チャイム」できちんと次の時間への切り替えをすることの意識付けをします。
生徒に時間を守らせるために、まずは先生がきちんと時間を守ることが大切です。
具体的には、「授業の開始、終了時刻」、「掃除の開始、終了時刻」などです。
私が中学生のころは、よく授業に遅刻してくる先生がいましたが、ナンセンスですね(笑)
そういった姿を生徒はみていますので、先生が「きちんと時間を守る」姿勢を見せていきましょう。
話題に気をつけよう
今は、感染症が流行している時期なので、どの場面でも休み中の思い出を聞くことは憚られることが多いかもしれません。
よく、「連休は楽しかったかな?」と聞いたり、「思い出」を書かせたりする先生がいますが、私はしません。
生徒が話してきてくれる分には聞きますし、「連休中はゆっくりできましたか?」とは聞きます。
つまり、「楽しい思い出がない。」という生徒へ配慮することが必要なのです。
こういう時こそクラスレクを!
授業ばかりで疲れたとき、連休明けで学校に慣れるのに精一杯なとき、息抜きしたい時には、レクをやってみてはどうでしょうか?
疲れた顔の生徒たちもあっという間に笑顔になります。
以前、紹介したレクはこちらから見てみてください。
今回は新たに「スゴロクトーク」というものをご紹介します。
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これは、クラスメイトのことがそこそこわかってきたこの時期にもってこいです。
雰囲気も和むので、おすすめです。
これは、青森県総合学校教育センターが作った物なので、先生方でもアレンジして作られてみると良いかもしれません。
私も作ったら、載せようと思います。
最後に
休み明けは、誰しもきついですよね。
先生方も大変お忙しいとは思いますが、健康第一です。
手を抜くとこは抜いて、早く帰りましょう!
私も定時退勤を目指します。