教員に憧れや興味はあるけれど、大学卒業後にすぐには教員にならなかった人もいるかもしれません。民間企業での経験は、教員の世界では経験のできないことだと思いうので、それもとてもよい選択だと思います。
私も、とても悩みましたが、「すぐに現場に働きたい。」という思いが強かったので、ダイレクトに教員の道を選びました。
民間企業での経験を活かして、やっぱり教員になりたいな。
民間企業の仕事と教員の仕事の大きな違いは何?
民間企業と教員の仕事では、180度違うのではないかと思います。表にまとめましたので、ご覧ください。
民間企業の仕事と教員の仕事の違い
給料 | 就業時間 | 残業について | 目指しているゴール | |
民間企業 | 30代の平均年収:400万前後
(あくまでも平均です) |
企業にもよると思いますが、9:00~17:00 が多いと思います。(休憩時間はきちんとあると思います) | 最近は残業しない方が主流でしょうか、残業代はした分だけつくイメージです。 | 利益を追求する、成績、自分の努力が目に見えてわかりやすい |
教員 | 30代の平均年収:500万前後
(役職の有無によっても変動します) |
学校によりますが、8:20~16:50が多いです。(休憩時間は45分)←実質ないと思ってください。 | 定時で帰れることはあまりありません。少なくとも1時間、多い人は際限なく残業をしています。残業代は出ません。 | こどもの成長、すぐに結果はでない(年単位) |
他にも違いはあると思いますが、この表に書いたことを理解しておけば、民間企業から教員になったときにあまりギャップを感じずに済むと思います。
民間企業から教員に転職するための方法
民間企業から教員に転職する際には、大きく分けて2つの方法があります。
①教員採用試験をうけて、合格し、公立の学校の教員として採用される。
②私立学校の教員募集サイトに登録し、応募して、私立学校の教員として採用される。
公立学校の教員と私立学校の教員の違いについては、こちらの記事を読んでみてください。
では、上記の二つの方法について、詳しく説明していきたいと思います。
公立の教員 or 私立の教員?
やるべきこと | 働きながらできるか | 登録するべき転職サイト | |
①の場合 | 毎年、7〜8月に行われる教員採用試験に向けて、勉強をする。何を勉強すれば良いのか、試験の内容は自分の希望する自治体のホームページで情報を集める。 | むしろ、働きながらやるべきです!仕事をやめてしまったは、万が一教員採用試験に合格できなかったときのことが心配です。 | 公立学校の教員を目指す場合は、転職サイトなどはありません。自分の希望する自治体の教員採用試験の出願の際に、登録が必要なくらいです。 |
②の場合 | 私立学校は、常時教員を募集をしていることが多いです。私立学校は学校によって、特色が全く異なるので、どんな学校に勤めたいのかを考えてみてください。
※私立学校は、講師(契約社員のようなもの)の募集が大半です。1月〜3月にかけて、専任教諭の募集が増えるので要チェックです。 |
こちらも働きながらやるべきだと思います。
しかし、私立学校の講師などに関しては、面接後すぐに勤務をすることもありますので、現在の仕事との折り合いが吐きやすい時期など、考慮される方がよろしいかと思います。
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登録するべきサイト
教員採用jp https://kyoin-saiyo.jp E-Staff https://www.e-staff.jp |
どちらの方法でも働きながら目指すことができます。民間企業のように、面接に重きが置かれていることは間違いありませんが、教員採用試験には筆記試験や小論文もあります。対策方法が知りたいかたは、こちらの記事を参考にされてみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。民間企業から教員への転職は、気持ちがあれば難しくないと思います。
また、教育業界では、「民間企業の経験がある人材を積極的に採用しよう。」という動きが増えており、私の身近にも企業経験のある先生方が何人か働いています。
教員に転職する際に、民間企業とのギャップに衝撃を受ける方が多いと思います。
教員の仕事は、