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教員免許更新講習は通信でできるの?〜疑問にお答えします。〜

教員をしていれば、必ず直面する教員免許講習。

2年間で30時間以上の免許状更新講習の受講・修了が必要です。

 

忙しいネコA
どこで受講すればよいの?
忙しいネコB
効率よく、受講できる方法はないの?
忙しいネコC
費用がってどれくらいかかるの?

 

先生はただでさえ、毎日が忙しいですよね。

仕事と免許状更新講習を両立させるための方法をお話ししていきます。

ではいきましょう〜♪

 

教員免許更新講習方法その1:大学に通学し、受講する。

これは王道の免許状更新のパターンです。

日本全国にある国公立大学・私立大学で、受講することができます。578の大学で講座が開設されています。

 

免許状を更新するためには、以下↓の三領域を30時間以上受講することが必要です。合計5単位をとる必要があるのですが、1単位6時間あるのです。

  • 必修領域講習(全ての受講者が受講する1つの講習):6時間以上
  • 選択必修領域講習(免許状の種類、勤務する学校の種類などに応じ、1つ選択して受講する領域):6時間以上
  • 選択領域講習(自分に役立ちそうなものを3つ選択し、受講する領域):18時間以上

※それぞれの領域講習の内容は、毎年変更されるもので、選択領域講習に関しては大学によっても異なります。

 

ちなみに、私の中高英語免許でのある大学の2019年の教員免許講習の内容は、以下の通りでした。↓

  1. 必修領域:
    「教育の最新事情(世界の教育動向とこどもの変化についての理解)」6時間 ※全員共通
  2. 選択必修領域:
    「教育の最新事情(学校を巡る近年の変化と組織的対応の必要性)」6時間
    「国際理解・異文化理解教育とWorld Englishes」6時間 ※どちからか1つを選択
  3. 選択領域:
    「教科指導、生徒指導その他教育の充実に関する事項」18時間 ※この中から3つ選択

 

意外に興味が惹かれるような内容の講習もやっていることがわかり、安心しました。(笑)

みなさんも御自身の免許状では、どのような領域講習が行われているのか一度確認されてはいかがでしょうか。

国立大学での受講の費用は、1科目6,000円、5科目で30,000円(全ての科目が一律6,000円
私立大学での受講の費用は大学によってまちまち。国立大学と同じ1科目6,000円、5科目で30,000円(全ての科目が一律6,000円)もあれば、科目によって、費用が異なる場合もあるので要注意。

 

教員免許更新講習その2:通信で受講する。

時間がなく、忙しい先生にとってはとてもありがたいですよね。

 

少し早く帰れた日や週末に自宅で講義が受けられます。私の同僚の先生も、この方法で受講されていた先生がいました。

 

その1の方法で、講義を行っている大学もそれとは別に通信で講義を公開している大学もあります。また、公益財団法人などもネット上で講義を受講し、教員免許更新講習が終了できるようなシステムを整えています。それぞれ費用が違うようなので、比較してみました。

 

教員免許講習が通信で行える大学や機構と費用の比較

大学(機構)名 費用
放送大学 1科目6000円、5教科で30,000円

修了認定試験は会場に受けに行かなくてはならない。

KAGAC

 

1科目6000円、5教科で30,000円

修了認定試験は会場に受けに行かなくてはならない。

桜美林大学 1科目9,600円 5教科で48,000円

※修了認定試験は自宅受験可。現在WEBカメラの貸し出しは行っていない。

 東京未来大学  必修、選択必修科目 6,000円 選択領域科目 7,000円 5教科で32,000円

修了認定試験は会場に受けに行かなくてはならない。

大学セミナーハウス 1科目9,000円  5科目45,000円

※修了認定試験は自宅受験可。スマホやタブレットでも講習を受けることができる。

才能開発教育研究財団 1科目6,600円  5科目 33,000円

※修了認定試験は自宅受験可。PCの環境のテストがあります。

 

探してみると、実に多くの大学が通信での教員免許更新講習の講座を開設していることがわかりました。

少子化のこの時代に、大学にとっては、毎年20万人ほどの人が教員免許講習をするために講座を開設することは大きな財源になりうるので大学も必死なのですね。

上の表を見ていただくとお分かりかと思いますが、修了認定試験まで、自宅で受験できるとなると費用は少し割高になります。わたしだったら、才能開発教育研究財団を利用するかな〜と思います。

 

通学VS通信

2つの方法のメリットとデメリットを表にまとめてみました。

 

メリット デメリット
通学
  • 大学の先生の講義を直に聞くことができる。
  • 大学生気分を味わえる。
  • 普段は入れない女子大などにも入れる(笑)
  • 短期集中で修了できる。
  • メリハリをつけて受講できる。
  • 費用が抑えられる。
  • 通学が手間である。
  • 貴重な夏休みの5日がなくなってしまう。
  • 定員があり、希望の場所で受けられなくなるかも。
  • まとまった時間をとらなければならない。

 

通信
  • 好きな場所で、好きな時間で受講できる。
  • 隙間時間を利用できる。
  • 自分のペースで学べる。
  • 2倍速などもできるので時短ができる。
  • 定員があまりない。
  • 費用が割高。
  • 自分で管理をしっかりしないと、終わらない。
  • 修了認定試験のために会場にいく必要がある場合がある。

 

みなさまのライフスタイルや性格などから決めても良いかもしれません。

 

最後に

いかかでしたでしょうか。

教員をしていれば必ず向き合うこの「教員免許更新講習」ですが、自分のライフスタイルにあった受講をしていきたいものですね。私はせっかく休める夏休みの貴重な時間をこの講習に当てたくはないので、間違いなく通信を選ぶと思います。

自分で時間を決めて勉強することも得意なので、大丈夫ではないかな〜と感じています。

来る教員免許更新講習に備えていきたいと思います!

ではまた〜

 

新免許状と旧免許状の違いを説明します!

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